ゆのまえ漫画フェスタに行こう!熊本旅行記【1日目…11/12(土)】
“ゆのまえ漫画フェスタに行こう!”
そもそもゆのまえ漫画フェスタとは……?
熊本県湯前町で催される漫画を中心としたお祭り。毎回漫画家・声優・アニソン歌手などのゲストを迎え、今年の開催はなんと3年ぶり。
しかしこのブログを書いている人間は全然全力の関東民であり、お世辞にも交通の便が良いとは言えない九州の山間部まで何を目的に行くのかというと7年ぶりにトークショーにご登壇される久米田康治先生をひと目見たいがためでございます。
令和にさよなら絶望先生(というか木野国也くん)に足を取られて二年半ほど経つのですが(って言うのをブログでは一言も言ってないからマジかよと思われそうですがマジです)、未だ久米田先生を目にしたのは著者近影とかくしごと映画パンフ、そのほか雑誌やインタビュー記事のみ……。イベント告知が出た時にめちゃめちゃ悩んだのですが、銀座で推しのお渡し会とかもあったんですが、次いつあるかわかんないだろ!!という一点だけで人生初の九州上陸を決意しました。
推しぴごめん……ツーショチェキ撮りたかったけど仕事辞めて激悪のコンディションで並ぶの、多分耐えられないし……。お渡し会は土曜、お祭りは日曜なので行けなくなくも無かった……んですが、色々計算した結果前日入りが必須だったので泣く泣く断念。また縁があると思いたい……!
旅程はざっくり下記となります。
【11/12(土)】
自宅▶︎電車▶︎成田空港▶︎飛行機▶︎鹿児島空港▶︎レンタカー▶︎宿
【11/13(日)】
宿▶︎レンタカー▶︎会場▶︎レンタカー▶︎鹿児島空港▶︎飛行機▶︎ 羽田空港▶︎電車▶︎自宅
この記事は主に前日入り11/12(土)の様子を記していますのでゆのまえ漫画フェスタ当日の描写は一切ありません。
レポ目的に辿り着いた方が万が一いらっしゃれば翌日分記事公開をしばしお待ちください。
こちらをどうぞ。↓
ゆのまえ漫画フェスタに行こう!熊本旅行記【2日目…11/13(日)】 https://qkyuq.hateblo.jp/entry/2022/11/21/201548
目次
自宅▶︎成田空港
最寄駅で特急列車を待っている間、都内で大幅遅延が出ているニュースがTwitterで回ってきたので「え……?もう詰む……?」と思ったけど幸い違う路線でした。総務線と総務本線って違うんだ。
前日からうたよみんを始めたので出発前に一句詠む。日記代わりに毎日書ければいいかなと思い……ネタバレですが次の日普通に更新忘れました。楽しすぎてそれどころじゃなかった。運転してるとスマホ触れないしね。
東京駅で成田エクスプレスに乗り換えます。
乗り換えに10分くらいしかないのにホーム階で指定席券を持っていないとダメなことを知り、みどりの窓口を探しにエレベーターで上階へ。結局窓口見つかんなくてたまたま見つけた券売機で買いました。運に頼りすぎでは?
ホーム階へ戻るエレベーターでは外国人カップルに先を譲ったらめっちゃ感謝されました。はばないすでー。
成田エクスプレス、すごい綺麗ですね。外国の電車みたいなカラーリング。
ただなんか手持ち花火みたいな匂いがしたのだけ謎、あと道中の景色が地元に負けず劣らずの田舎でビビります。田舎にありがちクソデカイオンモール。
成田空港来るの初めてかも……?と思ったけどこのブログ見たら三年前台湾行った時使ってましたね。あの時は行きも帰りも夜だったから見えなかったんだろうな、外の景色とか……。
成田空港▶︎鹿児島空港
成田空港に着く。第3ターミナルめっちゃ遠くない?
すごい歩かされるけど案内表示は丁寧でよかった、後から知りましたが国際線は羽田より成田らしいですね。外国人多いからそりゃ不親切だと困る、道中カップルとも会ったし……。
このまま搭乗手続きしてもよかったのですが、ここで人を待ちます。
実は鹿児島に着いた後の交通の便は車に限られており(2020年の災害の影響で鉄道が現在も運休中)、Twitterのフォロワーさんに同行させていただく予定なのでした。レンタカー代を折半できるのでwin-win!成田からご一緒する手筈になっていたので合流します。
合流前チェックインをあらかじめ済ませておく好プレーを見せたものの(フォロワーさんはオンラインチェックイン済みだった)、万一を考えて測った荷物重量が普通にめちゃくちゃ規定を超えており追加料金の支払いが発生。
手荷物+預け荷物で合計7キロまで無料のところ全然9キロぐらいあった。スーツケースなんざ持ってくるからそうなる。出発前に寸法は測ったんですがまさかそんなに重いとは……。
格安ツアー会社でチケットを取ったのですがここでオプション代3600円くらいがプラスになったので大して変わらない気がします。
手続き後荷物はそのまま預けて空港内のローソンでご飯を買う。
血糖値を上げると眠くなって(来る前にオモコロのシュークリームシュークリームボーイズを見て知る)、高速の運転に差し障るなと思ったのであんドーナツとオリーブ&チーズのサラダチキンスティック(これめっちゃうまい)にしました。
飲み物欲しかったけど未だペットボトルを機内に持ち込んでいいのかがよくわかんない。手続き後のロビーに自販機がある以上大丈夫なんでしょうけど……。
土曜日なこともあり保安検査場がすごい混んでて驚く。あと痛バは金属探知機通す時結構恥ずかしい。オタクうちわが入っていたのでファスナーが締まらず中身も落ちるしダルいですね(自業自得です)。
ジェットスターは174番ゲートで搭乗口のほぼほぼはじっこ、安い便は死ぬほど歩かされますこれ豆な!席順はあらかじめ決まっていたのでフォロワーさんとはここで二時間ほどお別れです。
出発前にこの日のための服を買いに行った先で色々あり服は買えず(なんで?)最終的にダ・ヴィンチ・恐山の新刊を買ったので(なんで?)機内ではそれを読んで過ごしました。名称未設定ファイルだから新刊と言っても文庫化だけども。過程の医学とかめちゃめちゃ世にも奇妙な物語で見たい。
12:45の便でしたか結局離陸したのは13時ごろ。
通路側だったので外の景色も見れないしLCCはドリンクサービスもないしでフライト中の様子は書くことが特にありません。後方で赤ちゃんが泣いてて大人でもうっすら怖いんだからそらろうだろうなと思った、離陸した直後一瞬重さを感じる時ないですか?あれ怖いですよね、デカい鉄塊がなんで浮いてのるか未だわかんないし。
鹿児島空港▶︎宿
鹿児島に着くとやたら曇っていることを差し引いてもかなり外が薄暗くなっていました。もう11月だから15時でも夕方なんですね。南国とはいえ日は落ちる。
離陸は遅かったですが到着はほぼ定刻でした。LCCだとその辺タイトに表記してないんだろうな〜。
預け荷物を回収し、レンタカー屋へ電話をかけて空港まで迎えに来てもらいます。3回くらい掛けたけど全然出ず4回目で繋がった。
鹿児島空港は外に足湯スペースがありました。いいですね。
レンタカー屋は空港から大通りを挟んですぐのところだったので頑張れば歩いて行けたのですが、規定重量超えのクソ重キャリーを引いている身には送迎バスが大変ありがたかったです。
着いてすぐ受付のテーブルにウクレレが置いてあり、川原泉で見たやつ(「愚者の楽園」で鹿児島市役所アロハとウクレレありがち、みたいな描写ありませんでしたっけ)だ!!マジでここ鹿児島なんだ!!と思ったんですけど普通に先に来てたカップルの荷物だった。
出口付近に停めてある軽自動車を案内されます。勝手の知らない車を運転することに対してかなりビビり散らしながら来たのですが、ダイハツの銀のムーヴで家の車とあまり大差なく助かりました。ETCカード入れる場所だけわかんなかったのでスタッフさんに確認。運転席目の前のダッシュボードに差し込み式カードリーダー風になっていて目につきやすく、挿しっぱなしで忘れると言うこともなさそうで安心。
しかし「ガソリン満タンでお返しください、給油レシート見せて頂ければ大丈夫です」と言うのが全くの初耳だったため(よくよく思えば当然ですねこれ)明日返す時に忘れないだろうか……と不安になりました(ツイ廃なのでTwitterの下書きにメモしたけど結局見なかった)。
カーナビも家のと全然違うモデルでしたがちゃんと使えました。オーディオのBluetooth接続もスムーズ。
出発前に組んだドライブ用久米田作品プレイリスト(絶望、改蔵、じょしらく、かくしごと、等)を行き帰り流してテンションを上げます。合計四時間位あるんだけどドライブは実際往復三時間ないくらいの予定だから全然聴ききれない量あってすごい。あびるちゃんのキャラソンがめちゃくちゃいいと言うことに今更ながら気付きます。よく見ると上の画像では藤吉さんのキャラソンが流れている。
出発の時点で小雨がぱらつき始めるがいかに!?
鹿児島空港を出てしばらく下道を走り、高速に乗る時すごい……竹林?みたいな……?ガードレールもあるのかないのかよくわからない高速入口を誘導されてめちゃくちゃ怖かった。あんな高速あるんだ。知らない土地の高速道路に対しても恐れ慄いていましたが、入ってしまえば割とすぐだったので行きも帰りも結構走り足りない気分になりました。ていうか雨が強い。
途中一瞬宮崎県も通ったんですが、県またぐ時ナビが教えてくれて嬉しかったです。
ちょっと大きそうなサービスエリアを一個見逃してしまい「あ〜いけばよかった〜」「次あったら行きますか〜」と話していたらすぐに人吉(出口)でした。下道降りた後も「道の駅が途中あれば行きましょう!」と話していたんですが全っ然道中になかった。どころかコンビニもなかった。何も無え……個人経営の生活用品店っぽいのがあるくらいでした。
人吉市内を過ぎ、しばらくものすごい過疎地域の山道を延々走らされる二人。5キロ道なりですとか言うカーナビ。まじかよ。途中峠攻めてるバイカー二人組とすれ違って怖かったです。真っ直ぐだし坂道だしで果てしない道が見えて(坂になってるから先は見えない)北海道みたいだなと思った、北海道車で走ったことないけど。
たまの交差点はあっても信号機がなくて怖い、こんだけ車とすれ違わなければ早々衝突することもないでしょうが……。
エネオスの看板が見えた時人工の光だ〜〜〜!と安心する。ここまで30分くらい下道走ってるんですけど本当にコンビニがない。コンビニとかファミレスのチェーンが当県初上陸!ってアレ本気なんだなと思いました。ナチュラル失礼な感想やめろ。
17時を目の前にしあたりがだいぶ暗くなる中、でっかい緑色の川沿いを走ります。後からグーグルマップ見たら球磨川だった。裸エプロン先輩雄大な大自然でワロタ。
やや整備されたエリアに入り今夜の宿に着きます。駐車場が小さくて不安でしたが恐らくここが駐車スペースだろう……と予測。合ってて良かったけど駐車は下手です。
水上村の宿
今夜の宿は明日の会場をやや通り過ぎた山中の旅館。開催の告知があった時点で会場付近の宿泊施設はほぼほぼ埋まっていたため車で10分ほど離れた場所となります。
玄関を開けるとエントランスがフロントと小さい談話室になっており、昔ながらのストーブが目を引きました。
客室は2階。部屋の上の木製プレートには木の名前(桜とか樫とかありがちな感じ)とシジミの名前がついていました。なんでシジミ……?
中に入ると修学旅行の部屋でテンションあがる〜〜〜出窓〜〜〜なんか窓辺の椅子〜〜〜!
外から太鼓の音が聞こえる〜〜〜なんで〜〜〜!!?
ローテーブルの上にはウェルカムスイーツとしてちいちゃいパウンドケーキが切ってあり、うまい。レーズンと緑の何かが入ってました、よもぎ……?
着いたのが17時で18時半に夕飯を依頼。
温泉で体だけ流すか〜と言うことでお風呂へ行きます。この時期の宿が埋まっている理由としては紅葉と温泉で人が来るからなんだとか?そんな人気の温泉地のお湯は超!!!軟水で化粧水に浸かってるみたいでした。あつめとぬるめがあったけどあつめも全然熱くない、けど長時間入ってると額に汗が浮いてくるのでまだ化粧落としてないから汗だけふくのがたいへん!
出る時入れ違いでおばあちゃんが入ってきましたがほぼほぼ貸切状態みたいなものでした。贅沢すぎんか?
洗面所で交流会(旅館のオーナーさんがお話ししてくれるらしい、お抹茶が振る舞われるらしい、アットホームだ)の掲示を見たので、折角なので帰りがてらフロントへ依頼。
廊下に蝶の標本がいっぱいある。クワガタとカブトムシもいる。
部屋で少しだけ待機したのち夕飯の部屋に向かいます。
てっきり食堂みたいな感じかと思っていたのにすごい広い個室でした。宴会場かよ。使わなかったけどテレビもありました。
山菜盛りと鹿の肉、きのこ鍋は火をつけるので20分位待ってから。
時間差で後から魚と天ぷらも来ます。おかずがうますぎて早くご飯が欲しかった〜!
↑綺麗すぎてアニメみたいな柚子。
別料金でお酒も飲めたのでフォロワーさんは焼酎飲み比べセット(地酒6種)を注文。私は梅酒。明日は9時発だから全然半日あるし多分分解できるだろ!!肝臓の機能が恐らくあんまり高くない。
風呂上がりの梅酒ロックうますぎワロタンゴですわ〜!鮎の塩焼きは塩がかかってて旨いしよ……(バカの感想)多分初めて食べました。それを酒で流すの、大人の特権じゃん。
お酒を飲みましたがご飯もおかわりしました。食い意地の鬼だから……。
新米の時期なのでおかみさんが「おひつ食べきってもまだありますからね〜」と言ってくださいました。そこまでは食べれなかった。
時間差で料理が届いたのもあり夕飯は20時前くらいに終了。お酒も入ったしね。
20時半から交流会のため、急いでお風呂に入ります。温泉は21時までらしいのでここを逃したらもう入れません。化粧を落として髪も洗う。
備え付けのドライヤーがしっかりしており、髪乾かす時間があまりかからず良かったです。パナソニックのナノケアだった(多分)。
ここで部屋にあった浴衣に着替えます、てかそう!!!浴衣なんですよ!!!!!
寝巻きとして浴衣がある、上にはおりもある!!!!!
絶望先生209話がめちゃくちゃ好きな人間嬉しいすぎた……。あの回書店組のうち木野くんだけ浴衣姿見れないの(芳賀くんは正面絵があり、久藤くんと青山くんは多分後ろ姿が見える)、今からでもなんとかなりませんか?(無理)
交流会は玄関近くのウッドデッキスペースで開催されました。ホムセンの匂いがする。
「特別教室の椅子だ〜!」四角い木の椅子、図工室にありがち。
お抹茶をいただけることは告知に書いてあったんですが、なんと焼酎(この地域ではお湯割りがメジャーらしい)もいただけました。後のフォロワーさん「別料金かと思ったらタダ酒でびっくりした」私はお風呂で汗かいてたのでお冷やにしてもらう。水分が大好きなのでピッチャーでガバガバ飲む。
お茶請けとして(水と焼酎だけど)またもやちいちゃいマドレーヌを頂きました(こちらは既製品)。おかみさんが「女の子のお客さんなんだからお菓子持ってき!」とオーナーさんに託してくださったそうです。嬉しい。部屋にあったパウンドケーキもおかみさん作らしく、緑色の正体はズッキーニでした。ズッキーニ!?
オーナーさん曰く温泉の効能によりぬるめのお湯でも発汗作用促進がすごいらしく、やっぱそこらのスパ銭とは違うぜ〜!
宿から夏目友人帳の聖地がめちゃくちゃ近いため、原作を揃えたそうです(でも読んでないらしい)。焼酎のボトルキープが置いてある棚に並ぶ単行本ちょっと面白かったな。
オーナーさん「聖地巡礼の人は見たらすぐわかる」
女オタクはマジで見たらわかる、自戒。到底登山客ではない服を着た比較的若い女だいたいそう(偏見)。
本日の宿泊客は明日のイベントにコスプレ参加する方と登山客の老夫婦だそうです。
夕飯に猪が出なかったことだけ残念だったので旬を伺うと猪は冬で山菜は春、今はきのこシーズンとのこと。
ウッドデッキスペースには山菜の絵が飾ってあり、地元の絵描きさんに描いてもらったそうです。一見押し花と見間違えるくらい上手い……一枚単価いくらなんだろう。神絵師のskebじゃん。
神絵師の絵はエントランスの物販でも買えました(ポストカードになってた)。
部屋から聞こえた太鼓は小学校から聞こえていたらしい。
水上村は3エリアに分けられそれぞれに小中学校があるそうなのですが、今度山の下の校舎に統合されてしまうそうです。通学はバス。大変だ……。
オーナーさんは蝶がご趣味で廊下の標本は全て自作、部屋に振ってあるシジミの名前は貝でなく蝶の名前でした。なるほどね!
交流会を終えて21時過ぎ、部屋に戻ってだらりとします。
階段横に置いてあるボドゲ見に行ったら見事に2人じゃできない感じのラインナップでウケた。トランプ、モノポリー、百人一首、人生ゲーム、等々。ぎりぎりやるならオセロでしょうか?自カプにやってほし〜!
周りの施設もとうに閉まっているので大人しく布団で駄弁ります。
ご飯から帰った時点で布団は敷いてあった。くっつけられてはなかったけどさあ、めっちゃ近いよね、部屋のサイズ的に……。「旅館ネタが滾りますね!」と盛り上がる腐女子両名。
テンションがすごいとはいえ疲れたので寝ることに。23時半くらいには就寝してた気がします。私は寝れなくて日付変更くらいまでツイッターやってましたが……ツイ廃がよ……。
来る時降っていた雨がいよいよ本降りになり、夜中の雨音がすごかったです。
3時半くらいに目が覚めるとめちゃめちゃ雷が鳴ってて笑った。マジかよ。
そこから一時間おきにうっすら目が覚めて寝てを繰り返します。外がうるさいから……。
お布団は毛布と羽毛布団の2枚だったんですが羽毛の方が何故か起きるたびずり下がっててその度に治して寝ました。南の方とはいえ寒いもんは寒い。
明日はいよいよイベント当日、果たして天気は回復するのか!?おやすみなさい!!!