qkyuqの日記

無駄なことなんてひとつもないよ

2024年、映画館で映画を見るのが楽しい

 

2024年初夏、最近映画館で映画を見るのが楽しい。

 

最初に断りを入れておくがブログ主は決して映画通ではない。

「シャイニング」も「エスター」も未だ見ておらず、今年初めて「ショーシャンクの空に」を見た程度に浅い(めっちゃ感動した)。好きな映画は「フロム・ヘル」「悪の教典」「仮面ライダージオウ Over Quartzer」だ。

最近見て面白かったのは「ゴジラ-1.0」と「ウィリーズ・ワンダーランド」、さらにそれらはAmazonプライムビデオを利用しているため、リアル劇場に通う頻度は会員カードの特典で年に一回映画が一本無料になるかならないか。その上見るのはもっぱら好きなアニメの劇場版、というただのアニメ・キモ・オタクくんである。

大きなスクリーン・上質な音響というものにはあまり興味がなく(視力が悪く聞き分けにも自信が無い)、現地へ赴く理由は大体封切り直後にTwitterでネタバレが流れてくる前に見てしまいたい気持ちだったり、アトラクション感覚で4DXを体験したいだったり、スマホを封印する「強制力」としての映画館、その程度だった。

 

しかし昨年末引越しをし、最寄りの映画館の選択肢が増えた結果やや欲が出始めた。ゆえに最近劇場で見た映画とその所感をブログに留めておこうという試みである。

新作映画に対するアンテナが決して高くも敏感でもないので大半がアニメ映画であるが、とりあえず今年、今現在まで劇場で見た6本を紹介する。

 

アイドルマスター シャイニーカラーズ第3章」

年始に池袋で「さよなら絶望先生」の展示会があり、会期中は足繁く通っていたのでその時見た1本。

グランドシネマサンシャイン池袋に初めて入った。2019年開業だけありロビーもトイレも非常に綺麗。シアター毎の作品表示が液晶パネルなの、金がかかっている施設!という感じ。特典はアンティーカだった(映ってないけど)。

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シャニマスは実は1章も2章も見ていない。ゲームを始めたのも昨年末からで、異次元フェスからの新規層だ。途中から見ることに抵抗はあったが、4月からテレビアニメも始まるのでそこで見直せばいいかな…ライブシーンは大きい画面で見ときたいかな…と言うのが主な動機。

本編の出来に賛否両論あるものの、最終話のライブシーン、とりわけ放課後クライマックスガールズの太陽キッスが劇場の画と音で見れたのは大きい。

また上映終了後フォトセッションなるものがあり、スマートフォンで写真を撮って良いのが衝撃だった。良い試みだと思う。

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傷物語-こよみヴァンプ-」

シネマシティ立川シネマ・ツーcスタジオにて、舞台挨拶ライブビューイング版。

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本当は新宿バルト9の本会場にもちろん行きたかったのだが抽選に外れたためである。

傷物語は2016年〜の劇場三部作版も見ているが、総集編といえどせっかく劇場で見れるのであればということで来訪。前週の絶望先生トークライブに続き、神谷浩史が見たかったというのもある(悲しいことにそちらも配信組だった)。

三部作版がそうであったように、今回も週替わりで特典小説が配布されるのではないかと戦々恐々としていたが、幸か不幸かそれはなかった。しかし玖渚盾がメインヒロインの混物語が読みたくなかったといえばそれは嘘だろう。

映画本編は(主に羽川の)フェティッシュな成分を大幅に削り、非常なクールなフィルムに仕上がっていて格好良かった。しかしキスショットのための映画を謳うのならば忍野のくだりを全カットして良かったのだろうか、易々とハンターに手足を奪われまくる怪異の王の名誉回復が待たれる。そのほかバトルシーンのロジックなんかも全く説明がなかったので、傷物語【問題編】みたいな感じがあった。ここから原作読んだら答え合わせしまくれて楽しいのかもしれない。まあ元の映画が8年前、原作に至ってはもう16年前であるから、ご新規さん向けプロモーションだったのだろう。

アフレコがあまりにも前だったため(三部作版完結直後らしい)神谷浩史坂本真綾両名が質問を振られるたびに答えづらそうにしていて笑ってしまった。今作では物語シリーズお決まりの阿良々木先輩のナレーションが全くと言っていいほど入らないので、前項シャニマスと同じくこれが「写実性」なのかなあと思う。眼で見えているものしかわからない、的な。

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「機動戦士 ガンダムSEED FREEDOM」

家人に付き合って劇場で4回見た。

リアルタイム世代ではないもののエンターテインメントとして非常にクオリティが高く、前半と後半の構成がわかりやすかった。封切り直後の1月下旬から3月下旬にかけて長いスパンで4回見たので、その間にテレビシリーズもリマスター版で合計約100話履修している。

20年前の、SEED DESTINYの時点で、ラクスの本質に迫っていたミーア・キャンベルが好きだ。ラクス・クラインって、ホントはなんだったんだろう?」が当のラクスに刺さりまくっている事がわかるノベライズ版FREEDOMは必読である。

映画館に話を戻すと、これはシネマシティ立川のシネマ・ツーaスタジオ極爆上映で1回、イオンシネマシアタス調布のMX4Dで1回、MOVIX昭島で2回見ている。

今ならば立川aスタジオ極爆のありがたみもわかるのだろうが、当時は劇場設備に対する知見が低く純粋に「映画だけ」を楽しんでいた。

MX4Dはモビルスーツに「乗っている」感覚が味わえることを期待して行ったがどちらかというと蹂躙される側の感覚が強くて面白かった。あとオルフェのダンスが上手い。

そしてこの回で初めて4DXとMX4Dがあることを知る。引越し前は近隣に4DXしか選択肢が存在しなかった。インターネットで比較記事を探し、せっかくなので揺れの激しい(であろう)方を選んだ。その方が楽しいだろうと思ったからだ。実際楽しかったし、死ぬほど座り直す必要があった。

MOVIX昭島へは来場者特典(小説二作)目当てで行ったので特筆することはなし。ただ飲食の物販がドリンクバー形式だったのには驚いた。上映中わざわざおかわりしに抜けてくる人とか、いるんだろうか。連続して何本か見る人向けなのかな(多分)。

 

ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉」

こちらもシネマシティ立川、シネマ・ツーaスタジオ。極音上映でこそなかったものの、私が「劇場で見ること」に価値を見出し始めた一本。

ウマ娘はテレビアニメ1期〜3期、配信版ROAD TO THE TOPを履修済み。うまゆるとアプリ版育成シナリオをちょこちょこ、ぐらい。

フジキセキ先輩が好きなので彼女目当てで行ったのだが、これが結果的に映画体験としてものすごく良かった(もちろんフジ先輩も良かった)。

本当は上映前に劇場の売店で買ったプレミアムポップコーンが死ぬほど小さくて、TOHOシネマズの巨大ポップコーンに慣れきったデブはめちゃくちゃキレていたのだがそんなことは些事だ。

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新時代の扉はRTTTと同じくCygamesPicturesが製作している。RTTTの時点で作画が良いことは明白であったが、劇場版はそれを上回って凄まじい。特にレースの、ジャングルポケットアグネスタキオンの背を追うところなんかが最高だ。シネマシティのaスタジオは芝を駆ける音がビシビシと伝わってきて座席を揺らす。まるで自分がポッケと同じ位置、立場にいるかのような、圧倒的な没入感を4DX的な演出なしで魅せている。私は史実を知らないので、レースのシーンは毎回祈るように手を組みながら画面に食い入って見ていた。あの間呼吸できてなかったように思う。

日常パートの演出も良い。アグネスタキオンが実質的な引退を発表した後の嘘みたいに真っ赤なトレセン学園校内や、せっかく華々しい勝利を収めたのにも関わらず自分の広告がタキオンに塗り潰されていく幻影を見るジャングルポケットフジキセキと朝日の中を走るシーン、やたら背景モブとしての登場回数が多いアグネスデジタル

キャラクターの話だと今作主人公ジャングルポケットは一人称が「俺」の、「最強」に固執する野性味溢れるウマ娘だが、決しておバカキャラというわけではないのがかなり良い。非常に聡明で、ちゃんと悩み、他人を想う、魅力的な主人公だ。ワイルドなのに顔つきや髪型はどちらかといえばフェミニン寄りなのも可愛い。

サブキャラの描写がアニメ3期はやや弱かったが(サウンズオブアースとか)、今作はダンツフレームにもちゃんと見せ場がある(勝てはしなかったけど)。タキオン無き後ポッケのライバルとして彼女がいてくれてよかった。光るものはないけれど、ものすごい才能はないけれど、それでも勝利を渇望する姿はみな等しく眩しい。名も無き大多数のウマ娘がそうであるように。

劇伴のクオリティも異常に高い。私は音楽の良し悪しを察る才能がまあ残念なことにほんの少しも無いのだが、それでも「流れるべき」時に流れている、それでいて異質な、なんというか表現の難しい良さがあった。劇場からの帰り道ですぐサントラを探して聴いたのは人生で初めてである。

惜しむらくはRTTTであったテイエムオペラオーの勝負服の飾りが鳴らなかったことだ。肩の金属パーツが走っている時に揺れる音があったはずなのだが、これは新時代の扉では聴くことが叶わなかった。劇場用再編集版RTTTも見に行けば良かったと思う。無念。

 

「劇場版 少女☆歌劇レヴュースタァライト

人は言う。「スタァライトは劇場で見ろ」と。

しかし私の初めての劇スは自宅で見る配信だった。本当は封切り直後Twitterのフォロワーに勧められて映画館に見に行くはずだったのだが、2021年夏当時は未だ新型コロナウイルスが猛威を振るっており、曲がりなりにも責任ある社会人として(職場で感染者が次々出る状況を鑑み)上映館がある首都圏へ出向かうのが憚られたのである。今思うとそんな良い給料貰ってるわけじゃないんだから気にせず行けば良かった。

そうこうしているうちに2022年夏、アマプラでの配信が始まる。ここが私の初めての劇スとなる。テレビ版を見ていなかったので同時に配信が始まった再生産総集編、ロンド・ロンド・ロンドと続けて見た記憶がある。当時シネマシティ立川が極音再上映をやっており、1度見ただけの状態でもかなり行きたかったのだがこれもコロナで諦めた。ムカついたのでベストアルバムを爆音で流すドライブを近所でした。

さらに年が明けて2023年、たまたまTwitterのタイムラインでまた(またなのだが)再上映していることを知る。さらに今回は最寄りの映画館(ユナイテッド・シネマ水戸)でもやっていると言うではないか。仕事を終えた私は30分後の回のチケットを爆速で取り、映画館に向かった。劇場で浴びる競演のレヴュー、本当に良かった。配信で見ただけではそんなに印象の強いレヴューではなかったのだ。やはり皆殺しのレヴューのパンチにはどれも敵わなかったし、運命のレヴューから続く真矢クロの魂のレヴューが一番好きだった。しかし映画館の音響で聴くMEDAL SUZDAL PANIC◎〇●、これがめちゃくちゃ怖かった。この体験がなければ競演のレヴューの本当の価値がわからないまま死ぬ所だった。推しカプもまひかりにならなかったかもしれない。危ないところだった。

その後秋にテレビアニメ版のYouTube配信があったので全話履修したり、2024年には映画2本のYouTube配信があったり、オモコロチャンネルでダ・ヴィンチ・恐山が話題に出していたから見直したり、興が乗ってアマプラで舞台版を見たりした(♯2神楽ひかりの「私はまひると未来で繋がる者」って、一体なんなんだ)。

さて。

そうして2024年6月、3周年再上映が始まる。またかよ。3年前の映画だぞ。

劇場でまた競演のレヴューを浴びたいな〜と思いつつ、最寄りのイオンシネマのスケジュールを覗くとかなり遅い回しかやっていない。では2番目に近い劇場は?と探してゆくうちに目についたのがイオンシネマの「劇場案内」だった。なんだかIMAX?THX?とか、そう言うのがすごいらしい。去年普通のシアターで見てはいるから、どうせならよりよい環境でレヴュースタァライトを見たい。どうやら近隣で最も設備が良いのはイオンシネマ海老名、ここの7番スクリーンがTHXですこぶる評判が良いようだ。さらに都合のいいことにレヴュースタァライトをそこに充ててくれているではないか。ならば行くしかあるまい、高速道路を1時間半駆けて。

 

イオンシネマが入るイオン海老名ショッピングセンターはお世辞にも綺麗で巨大なイオンモールというわけではなく(事前リサーチでなんとなく察してはいたが)、なんというか、2000年代初頭のイオンという感じだった。道路を挟んで向かいのGEOは未だにレンタルビデオ業をしていて驚いた。

本当にここにすごい映画館があるのか…?と半信半疑で劇場入口に向かう。

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チケットをもぎりシアターへ。フォトスポット前には人だかりができており、およそ3年前の映画とは思えない賑わいぶりを見せている。すごいぜ少女歌劇レヴュースタァライト

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席につくと上映前にTHX専用の映像が流れ(4DXの動く椅子のムービーみたいなやつ)、そこの重低音がいちばん凄かった(劇ス本編にはあそこまで低い音が多分無かった)。初めて見るのでかなり圧倒される。

シンプルに音も大きいため、初手の爆散するトマトのシーンでビビってしまった。

音の凄みだと金属音のエッジが効いていて、特に皆殺しのレヴュー序盤で大場ななが日本刀を抜く時の音がかなり痺れる。競演のレヴューでメイスで地面を割るまひるもいい。あとこれは私が配信で気付かなかっただけだと思うが、幼少神楽ひかりが「おてがみ」を渡す際ポーチを開ける音もちゃんと入っていることに初めて気付いて感動した。序盤の進路相談のシーンも、交互に挟まる演技実習中のセリフがちゃんと聞こえる(文字起こし出来るほどじゃないのは私の耳が悪いから)。

狩りのレヴューでは純那ちゃんが反撃するパートで煙の立つシーンがあるが、スクリーンが余りに綺麗なため4DXかと錯覚した。

シネスコサイズがどういうものであるかいまいちよく分かっていないのだが、魂のレヴューで様々な舞台が変遷していくシーンのタイトルバックがかっちりハマっているのは見ていて非常に気持ちが良い。

終盤のひかりの名乗り口上はスポットライトの演出が臨場感マシマシに見えた。「私を照らせ、全てのライトよ!私に見惚れろ、全ての角度で!今の私がいちばん我儘、今の私がいちばん綺麗!舞台の上にスタァは1人、神楽ひかり──私がスタァだ!」の説得力が凄まじい。劇場版の口上で一番好きになった。

舞台版を見てから行ったので、中学生の華恋が青嵐と聖翔で進路を悩んでいたことに気づけて良かった。青嵐華恋if、だいぶ罪深い。

あとキリンが「私にも役があったのですね」で燃え落ちるシーンで今回初めて涙した気がする。2023年の再上映の際、来場者特典としてスタッフ本のリバイバル版が貰えた。その中の演出小池さんの絵が好きだったのだが、あの絵をふまえた上で見ると、観客として来るものがある。ここ客席にいる私たちも、「私たちはもう舞台の上」だ。他人事ではない。

上映後は客席から拍手が起こり、ああこの人たちは舞台を見に来たのだなと思った。

THX、すごく良かった。今度はグランシアターで見たい。イオンシネマシアタス調布、グランシアターで劇スをやってくれ。

 

「関心領域」

並びおかしいだろと言われそうであるが見てしまったものはしょうがない。

シネマシティ立川fスタジオ、極音上映にて。本当はウマ娘を極音でリピートしても良かったのだが、好きな作家が絶賛していたので見に行くことにした。今までは後方三列あたりで座席を取ってしまいがちだったが、よい音よいスクリーンの為にはやはり中央が良いのだろうと思いH列にした。ポップコーンをつまみながら見るタイトルではなかろうが、昼食を抜いていたため低血糖の気配を感じドリンクセットを購入する。

上映が始まると本編に派手なシーンはほとんどなく、これを極音で見る意味あったかなと序盤思わなくもなかったが、展開が進むにつれそれが誤りであることを分からされた。鑑賞者が「聞こうとしないと聞こえない音」があるからである。むしろそれしかないような映画だった。なんの予備知識も入れずに見に来た上、私のユダヤホロコーストに関しての知見は幼少の頃読んだアンネ・フランクの伝記程度のものでしかないから、私が感じた「嫌さ」(映画自体は嫌ではない、見るべくしないと見れないものがあって、それを自覚してしまう「嫌さ」を指す)はおそらくきっと程度が低い。なのでこの記事ではこの項を省こうかと一瞬考えた。しかしそうやって話題に挙げず、思い出さず、目の触れるところに置けるはずなのに「そうしない」罪への問題提起であったから、稚拙ながらこの文章を書いている。場面解説とかの詳しいことが知りたい人は詳しい人に聞いて欲しい、私は毛皮のコートと何度も映る列車(の煙)が特に嫌だった。

図らずも第四の壁を突破してくるような作品が続いたが、史実である以上第四も何も無いよなと思ったりする。

 

おわりに

長くなったが2024年上半期見た映画は以上だ。序文で「映画館、そんなに興味無い」的なことを言ったにも関わらず、振り返ってみれば月イチのペースで通っているから自分が思うより結構好きなんじゃないかという気がしてきた。良い映画に恵まれたことは当然ながら、最寄りのシアターがシネマシティ立川になった事が要因としては最も大きいかもしれない。昨年初めて利用した時は「小さくて古い映画館(シネマ・ワンの小さい箱だった)」という印象だったが、何回か通ううちにそうでないことを思い知らされた。

 

ゆくゆくはグランドシネマサンシャイン池袋IMAXレーザー/GTテクノロジーを利用しに行きたいと思っている。今は特に見たいタイトルがやっていない(私は「マッドマックス」すら見ていないのでその続篇もまた見れない)。

おそらく年末公開になるであろう「魔法少女まどか☆マギカ ワルプルギスの廻天」が該当スクリーンで上映されることを切に願うばかりである。

あ、その前にラストマイルも見ます。

 

《追記》

ラストマイルとわんだふるぷりきゅあ!ざ・むーびーを見ました。めっちゃ良かったです。

ワルプルギスの廻天は延期しました。こんなのってないよ。

『EGAKU -draw the song-』展・久米田康治先生サイン会+おかわりレポート

新宿マルイ本館にて2023年11月18日〜11月26日開催のEGAKU展に行ってきました!

受付横入り口

幸運にも久米田康治先生のサイン会チケットに当選し(当落発表日あまりにも不安で昼間から酒を煽っていましたが本当に良かったです)、当日21日と後日23日に行ってきたレポートになります。

ブログを見直していたら去年「(久米田先生に会える機会が)次いつあるかわかんないだろ!」などと言っていたのですが…予想より早くありましたね…。

 

↓もしよければ去年熊本で拝見した記事はこちらです。

qkyuq.hateblo.jp

今年もゆのまえ漫画フェスタに参加されるのなら全然行く気でいたのですが(飯田里穂さん御登壇おめでとうございます♡)、結果的に電車で30分圏内でのイベントとなり良かったです。今丁度無職なので交通費が厳しい。

でも来年もお待ちしてます!なぜなら熊本旅行は純粋に楽しいので。

 

↓長いので本筋だけ知りたい方は目次から「サイン会当日」までジャンプしてください。

前準備

まずマルイのロケハンをしました。

新宿のマルイ、アネックスは行ったことあるけど(オタクはバルト9に行きがち。かくしごと舞台挨拶もそうでしたね)本館ってどこ?何?という感じでしたが普通に紀伊国屋書店のほぼ向かい(※厳密には伊勢丹の向かい)でした。旧ビックロ横ですね。用がないから入ったことなかった…。

その時はアイドルの展示会をやっており、フリー入場だったので全体が見れたのですが思ったより狭く、これどこでサイン会やるんだろう…?謎だ。

マルイ8階、ほとんどをスタバが占めてる。2階にもあるのに。

 

あとはサイン会について公式HPでは「単行本・画集・会場物販の図録いずれかに1点のみ、整理券裏に宛名を書いてお待ちください」という公式アナウンスがなされていたのですが、ここで一つ問題が生じます。

Kumecaってどうなるの…?

こんな弱小ブログまでレポートを見に来られるコアなファンの方には説明不要と思いますが念の為注釈を入れておくと、「シブヤニアファミリー」単行本初版帯には「Kumeca」というカードがついており(言わずもがなSuicaのパロディ)、それを持っているとサイン会でキャラクターを1体追加できるという破格の特典が存在するのです。

ツイッターキャンペーンで効力を発揮している(私は残念ながら当選したことがないので実際のところは分からないんですけど)ゆえジョークグッズではないようなのですが、これに関しての言及がマジで!一切!ありません!

 

まあEGAKU展の方もそんなものが存在してるとは思わないだろうし…サイン会の依頼ルートに小学館担当編集が挟まってるとは限らないし…そもそも先生が特典の内容を把握してらっしゃるのかも結構謎だ…。

しかしながらサイン会で先生に謁見が出来るという時点でそれはもう既に身に余る幸運であり「己の名前を書いて頂ける」一点でも十分すぎる上そこからさらに絵のリクエストをしたいなどというのはあまりにも過ぎた願いでかなり浅ましい…けどもしものことがあるかもしれないじゃん!

 

下心がないと言えばそれは絶対に嘘なので、念の為Kumeca二種+単行本と画集のどちらもを持参することにしました。念には念を入れてKindle版も買いました(印税のお布施)。

サインだったら単行本に欲しいし絵が入るなら余白の多い画集に欲しいな、的な。

 

差し入れは飲食物以外であれば可、ということで小さめのお花とお手紙を用意。

 

あとは汚い髪色を染め直したり(地毛の色に戻そうと一年頑張っていたのですが見苦しさの方が勝りました)…洋服を新調したり…。

ネイルするか直前まで悩んだんですけど、万が一先生の御手に何かあった場合腹を切るでは済まないなと思って深爪ギリギリまで切って行きました。

ネタバレになりますがなんと握手があった(!)のでこれは英断だったと思いたい。

 

サイン会当日

15時ごろ会場到着。

何をどうしてもチケットは16時からなので早く行ってもなあということで各フロア巡ってから向かいます。緊張のあまり2フロアに一度トイレに行く(昼に紅茶をガバガバ飲んだから)。マルイのトイレ全フロアめっちゃ綺麗ですごいですね。

 

やっと8階に辿り着くと既に大勢の方が並んでおり、ビビる。

受付にてスマチケを確認されたのち裏面に宛名記入スペースのついた整理券と簡易鉛筆(「ペグシル」という商品名らしい。初めて知った)を渡されます。整理券の番号順に並んで入り口前にて列形成。

ここでのれんの奥から出てきたスタッフさんによるアナウンス。

スタッフさん「ご来場ありがとうございます、すいませんが今回小学館さんのイベントでなく、Kumecaの特典は使えないんです〜…!

「あぁ〜〜〜…」という感じの待機列の皆様。

まあそうだよね。知ってた知ってた。

スタッフさん「でも先生のご好意で写真撮影OKになりました!」

????????????「私」

完全に想定外の事態に脳がバグる私。知らない!!!

スタッフさん「先生だけでも、ツーショットでも大丈夫です!スタッフがお撮りします」

とりあえずスマホショルダーは外した。スタッフさんに渡す時邪魔になるなという予想だけはできた。えっでも自分が写る必要ある…?先生だけで良くない…?

 

そうこうしている間に第一陣が会場内へ。30人ほどが誘導されのれんの奥に消えていきます。

中に入るとメインの展示ブースと著作の展示コーナーがありました。

23日再訪した際撮った著作展示

整番呼ばれるまでは自由に見て良かったんですが、なにぶん全く集中できなかったのであんまり記憶がありません。

はらだ先生絵うっま…ヒトリエだ…けろりら先生えがすき、長時間露光っぽくていい…君の知らない物語の絵、嬉しい…等々。

久米田先生の絵、白黒だからボードにするとコントラスト高めではっきり見えるのいいな〜。

 

来た時間の割に結構早めの整番だったので程なくして該当番号を呼ばれます。

壁で隔たれた奥まったブースの方がサイン会会場になっており、パーテーション等は存在せず、ここからずっと3メートル圏内に先生がいます。

 

5人1列が三組ずつほど呼ばれ、5人終わると列ごと横スライド、的な形成。

私は後方だったので分かりませんでしたが、おそらく整番6・11・16・21…(以下省略)の方はずっと先頭で待つことになるので前の方の会話なんかがよく聞けたのではないでしょうか。いいなー。

 

待機中先ほどとは別のスタッフさんが「…がいいか、写真がいいか、決めておいてくださいね〜」と言っているのが聞こえる。

えっなんか選ぶ感じのことがある?やっぱり絵もある?全然聞こえない…。

「全然聞こえない」のは別にスタッフさんの声が小さかったわけではなく、おそらく秋冬向けの空調+会場の熱気+上がり続ける心拍数のせいでこの時点かなり暑く、私の意識が朦朧としていただけです。

とりあえずどっちを出すことになってもいいように単行本と画集両方手に持っておく…。

スタッフさん「お待ちの皆様はサイン書くページ開けといてくださーい!」

単行本はビニールのカバーを外しておく…。

カメラロール見返したら待機中撮っていた唯一の写真
(会場内は基本的に撮影OKだったのにも関わらず何も撮れていませんでした)

私の列の番になり終わった方が前を抜けていくと漸く先生のお姿が視認できると同時にいやめちゃめちゃ前の人糸色先生描いてもらってるな!!?

先生のお手元をスタッフさんが撮られていたのでもしかしたらこの方かも。

土壇場でいろいろなことが決まっていたらしい。すごすぎる。

糸色先生、黒目をきちんと潰されていたのと髪の毛の影まで入っていてすごかったです。サイン会でそこまで描いていただけるのって普通なんでしょうか?わかりかねる…今までの人生でサイン会に行ったことがないから…。

この方に限らずなのですが、スタッフさんが待機中に何度か「時間が〜」的なモーションをされており、それに対して頷きつつも全ての方ときちんとお話をされている久米田先生。

ファンサすご…死かも…(自分の番まだ来てません)。

前の方が加賀さんをリクエストされていて嬉しい。絶望キャラの並び。

先生の横には二名のスタッフさんが常駐しておりファンレターなどはそちらの方が受け取っておられました。今思えば撮影担当と差し入れ担当ってことだったのかな?

 

そして何も用意できないまま私の番が来ます。

まずは宛名を書いた整理券を(確か)スタッフさんにお渡しし、「お写真ですか?キャラ(絵)ですか?」と尋ねられるので「キャラで…!」整理券は宛名面を表にして机上に置かれます。ちょっと恥ずかしい。

「えっと…画集のカバー袖でも大丈夫ですか…?」

「どこですか?」

「(すみません!!お手間をかけさせて本当にすいません!!)ここです…!(指さし)」

「大丈夫ですよ、誰がいいですか?」

絶望先生の木野くんを…」

「木野くん…どんなだっけ?

「資料あります(!!!!!)」必死。

持ってて良かったさよなら絶望先生第23集即引き付箋版。

両手で目一杯、しかし本は痛めないように開いてお見せするとすぐにマッキーを引かれ始めました。すごい…が十年ぶりとかに書くであろうキャラをリクエストして本当にすみません…!パルプにはちょっといたけど。

サイン中は何も言えなくなるので以下全てモノローグ。

 

あっ輪郭からなんですね…頬のカーブが既に滅茶苦茶綺麗です…顔が四角ベースの木野国也…御髪!うわっ外はねが一個の木野くん…レアすぎる…あっ二個に増えた、レアだけど安心感ある、実家かも…この数年は事実親の顔より見ているから…泣きそう(実際半泣きで見てた)襟足が足されていく、やっぱりストレートが正解なんですね…うわ〜お顔…目つきが気持ち柔らかい…黒目!黒目塗ってもらえてるのすごい、この短時間で…!あーーー頬染め!!?頬染め入るの!!!!???いや参考資料がミランダ回だから当然なのかもしれないがいやしかし何一つ当たり前じゃない全てが奇跡だから…頬染めめっちゃ可愛い〜〜〜こんなにも私の好きな絵で木野国也の新規絵が生まれているの幸甚の極みにございます、わー主線なぞってもらっている…木野くんが…良かったね(?)サイン〜〜〜!大きい紙面に頂くサインすごい…!あっそうか宛名入るんだった…そこに!!?私の名前が!!?新規絵に飽き足らず私の名前が並ぶなんてことある…?現実…?現実だよ。というかこれで終わりなのに何話すか全然考えられてない、えーとさんま御殿と漫画の感想はファンレターに書いたから…それ以外で…それ以外で何か…

 

「きょねん熊本でもお会いできてうれしかったです…!(今思うとこれ今も会ってるのに謎の発言すぎる。猛省)」

「そうなんですか?今日はどちらから?」

「今日は全然東京です」

近いな

(去年が遠い※茨城→熊本8時間)

確かここで握手をしているはずなんですが記憶がありません。

し…してるはずなんです…。先生の手を煩わせるのは良くないと思ってスタッフさんに直接差し入れと手紙の入った紙袋を託したような気もするんです…。お礼を言って逃げ出したんだと思う…すぐ出口だったから…多分…。

ちなみにEGAKU展は再入場不可なのでこの時点で展示を見ることは既に叶いません。終わった後は自由に見ていて良かったらしいですが、無理じゃね?

外のベンチで荷物をしまって無為に物販を彷徨ったのち(何も買えず)正気に戻ってとりあえずトイレに行こう…と思ってやっと現実味が追いつきました。冷たい水で手を洗うと冷静になる。

この後スタバで偶然合流したフォロワーさんとサインの見せ合いをするまでおよそ30分の間、見返すことができませんでした。いや…夢かと思って…。

木野くんの新規絵、冗談抜きに夢で幾度となく見たから…(Twitterのログで確認したら3年半で29回見てた)。

 

みなさん先生に伝えられたいことを伝えられたご様子で、おそらくあまり時間がない中でスタッフさんも無理に剥がしに来られたりもせず、始終穏やかで、素敵なサイン会でした。

主催様、参加者の皆様、そして他でもない久米田康治先生、本当にありがとうございました。

一生の宝物にします…!

 

 

 

EGAKU展〜おかわり〜

さて、サイン会が最高だったのは揺るぎない事実なのですが、それはそれとして展示をきちんと見る余裕がなかったのもまた事実。

 

23日木曜祝日、友人に会いに東京ビッグサイトに行った帰り道当日券で再訪しました。

その日も別の先生のサイン会があり、15時入場が新宿到着後の最短入場可能時刻だったのと、二日前のサイン会の空気を少しでも再現したかったので同じ服で同じような時間に来ました(そして16時まで居座りました)。

サイン会の再演。届かなくてまぶしい。

スタッフさんにあいつこないだもいたなって思われてたらどうしよう。

 

特典ステッカー、色違いがもらえて嬉しいです。

床に直置きされていたもやしもん6巻限定版の箱

当日全然見る余裕のなかった先生方のコメントや、サイン会ブースに飾られていた書き下ろしの色紙などを確認して来ました。

特に色紙は久米田先生のがある!というのをギリギリ視認した程度だったので…。

色紙は残念ながら撮影禁止のためデータはないのですがはらだ先生アナログでも絵も字もうめえ〜!ヒトリエからアンサーの色紙も来ててすごいです。イガラシさんから「ハッピークソライフ最高!」とのこと。読んでるんだ。

北川みゆき先生と松浦健人先生の字も好きです(絵を見なよ)(北川先生は著作展示で「どうしようもない僕とキスしよう」をちょっと読んだんですけど、絶対これ好きだな…と思ったので今度買おうと思います)。

久米田先生の色紙はキャラもりもり(改蔵くん、羽美ちゃん、地丹くん、後藤父子、望カフ、うろぺん、イッコちゃん…だったかな、メモ取ってなかった…!抜けあったらすいません)。羽美ちゃんがこのポーズ(正面絵で両手を組んだお祈り)してるの、ちょっと珍しいな〜とにわかながら思いました。可符香ちゃんの専売特許かと思ってた。

 

サイン会をやったブースまで実はメインの展示は続いており、これは当日全く見ることが叶わなかったので再訪して良かったです。

絵の具のムラの感じとか、モニターでもグッズ絵でもわかんないよなあこれ…。

椅子に座らずあぐらで描き切った方、線画に使ったインクが水溶性だったがために構図から描き直した方(そして収録時間内に間に合わせたらしい。やばい)、色んな先生方の様々なペイントスタイルが知ることができて楽しかったです。

久米田先生は音楽に合わせたライブドローイングだと思っていたので時間をかけないためにああいう絵になったらしいとコメントされておりました。5分とかに収めようとしたってことですか…?

 

完全にサイン会の時には気づかなかったものとしてYouTubeに上がっている動画を撮影した機材の展示もあり、カメラオタクは大層はしゃぎました。

出口付近に実はあった

ソニーのFX3と24-70/2.8GM2(55万+30万)が防犯器具もなしに表出てるのすごいな(スタッフさんが常駐してるからなんですが)。ビックでもヨドバシでも見れん…。

三脚はレオフォトLS-323C(4万)、雲台はジッツォ(恐らく5万〜)。

24-70/2.8GM2は神レンズなので神作家の撮影に最適!

モカとか照明機材とかを含めると100万越えの機材で撮られた久米田先生…と思いましたがこないださんま御殿出てらっしゃるんですよね。テレビ局の機材の方が高いわ。

G Masterレンズ憧れる

カメラといえば著作展示の上に先生方の撮影風景の写真もたくさん吊ってありました。

久米田先生のお手元のお写真もあった。これ以外にご自宅の風景カットとかももしかしたらあったのかもしれないが特定は叶わず…無念。

撮影風景の写真。

の、裏面。

裏印字を見るに写真の画素数が約2600万画素っぽいんですが、ソニーFX3は総画素数1290万画素なのでスチール用の機材も別にあったのかな。

ファイル名がDSCFだから富士フィルム系のカメラがあったのかも。X-H2Sあたり?

 

16時前になるとお客さんはほとんどおらず、スタッフさんが作品パネルの清掃をされていました。ハンディモップでもふもふされている久米田先生の絵。可愛い。

次の回の方も入ってくると思うのでそろそろ退場。

サイン会後に増えた壁面の絵を見て帰ってきました。

もやしもんの石川先生とご一緒

余談

後日談というか、今回のオチ。

EGAKU展再訪から無事帰宅し(なので厳密には後日談ではない)、本日ビッグサイトでたまたま手に入れたぬいぐるみ用の服をウキウキで取り出す。

パーツが一部外れており、付け直す必要があったので瞬間接着剤を出してきたのですが、サイン会用に買ったワンピースを速攻汚しました(当たり前ですが瞬着を使う時は汚れてもいい服で使いましょう。あまりにも無知)。

 

………………。

 

嘘だろ?

おろして三日だぜ?

それなりに高かったんですが……。

 

EGAKU展のために買ったんだから役目を終えたらこうなる運命だったのかもしれません。

 

時間は不可逆である。的な。

ゆのまえ漫画フェスタに行った!東京旅行記【3日目…11/14(月)】

ここまでのあらすじ

令和に絶望先生に死ぬほどハマったから南は九州・熊本県まで久米田康治先生を見に行ったんですけどなんと帰りの飛行機が遅延して羽田空港で終電を逃してしまいました!!どうしよ〜!?

 

※詳しくは前日・前々日の記事を(暇な人は)読んでください。

ゆのまえ漫画フェスタに行こう!熊本旅行記【1日目…11/12(土)】 https://qkyuq.hateblo.jp/entry/2022/11/20/171215

ゆのまえ漫画フェスタに行こう!熊本旅行記【2日目…11/13(日)】https://qkyuq.hateblo.jp/entry/2022/11/21/201548

 

こちらは3日目番外編、東京で1泊する記事になります。熊本は?

最初にネタバレをすると腐女子が一人でラブホテルとメイドカフェをエンジョイするだけなので、旅行記が見たい方は上記リンクをご参照くださいますようお願い申し上げます。

 

ちなみにブログトップでどうしよ〜!?とか抜かしておりますが、遅延を知った鹿児島空港の段階であらかた方向性は決まっておりました。

都内で一夜を過ごすのならば……、絶対にラブホテルに行くしかない……!

いや経済的なことを思えばネカフェとかの方が絶対に安上がりなことは間違いないんですが、ラブホテルに行ける機会がすぐそこにあるというのにみすみす見送る必要がどこにありましょうか。あるはずがない。

 

羽田空港▶︎西日暮里

まあただ都内のラブホと言っても星の数ほどあるじゃないですか。ど、どこ行こ〜〜〜!?……ともなりません!!!!!!!!!!!!

今回の目的地は前々から行きたかった《客室にグランドピアノがあるラブホ》!

西日暮里にあるとこですね。ググればすぐに出てきます。

別にピアノが好きとか自カプのモチーフとかそういうのでは一切ないんですけど、とにかく面白いラブホによ……行きたいじゃんな……。

 

そんなわけで羽田空港からの経路もあらかじめチェックしておいたので、品川まで行き京急線から山手線に乗り換え。Googleマップ片手に西日暮里の改札を抜けますが駅からも近く、九州帰りの疲れた身にはありがたいことこの上ありません。

 

チェックイン

ホテルに入るとクリスマスツリーが迎えてくれ、ちゃんとシーズン展開してるのいいね〜!(謎目線)と思いつつ受付パネルへ。でかい液晶に部屋の写真がグルグル写ってるタイプです。

予め何号室にピアノが置いてあるかはリサーチしておいたのですが、日曜夜とはいえやはり大人気らしく、あいにくどちらも埋まっておりました。ざんねん……。

ならば気を取り直して車のベッドの部屋だ!!!(※詳細後述)

タッチパネルで部屋を選び、隣に置いてある精算機で宿泊費用を前払いするとレシートが出てきます。後方のフロントへ持って行くとルームキーがもらえる。

 

またエントランスには駄菓子バイキングとウェルカムドリンクがあり、疲れているにもかかわらず大はしゃぎでフルーツ餅とかココアシガレットとかを持っていきました(備え付けの袋1個分持っていけます)。食い意地の鬼だから……。

シャンプーやリンスなども好きなのを選んで部屋に持ち込めます。私は旅行用に詰めてきたのがあったのでスルーしてしまいましたが、備え付けのやつだと大抵髪の毛ギシギシになりがちなのでこういうの本当にありがたい(入浴剤だけ持っていきました。紫色になるやつ)。

またこちらも私は利用しませんでしたがルームキーにはラウンジの鍵もついており、24時まではビールサーバーで生ビールが飲み放題らしいです。ヤバすぎ……。

チェックインが23:50とかだったんですけど(だから厳密には11/13日曜日なのでブログタイトルは詐欺)、24時過ぎれば二部(ラブホテル特有の料金形態、詳しくはググってね)になって宿泊料金がちょっと(2千円くらい)安くなることに部屋へ入ってから気づきました。まあ一刻も早くクソ重キャリーから解放されたかったからしょうがないということで……。身体は間違いなく疲労困憊のはずだし……。

 

ハイウェイを駆けるラブホテル

さてさて先の車のベッドの部屋とはなんぞやという感じですが、詳しくは「趣味のラブホテル」第一話を読んでもらえると幸いです。無料だし。推し漫画、隙あらば布教していけ。

kuragebunch.com

モデルになった部屋なのでマジでまんまです。コンタクトの洗浄液も本当にアメニティで置いてある(2022年11月現在)。

趣味のラブホテルは主人公カップルが尊いのとオタクの悩みに寄り添う漫画なのでぜひ!私は3巻20話現代ちゃん回が好きです!

 

話を部屋に戻します。戻ってねえか。

玄関ホールが広いのでキャリーを持って入っても全然余裕があり解放感がすごいです。

入室すると左手が脱衣所への扉、右手がベッド、正面にポツンと電子レンジ。

もちろんソファとテーブルもあり、ガラステーブルの中身はタイヤのデザイン!

湯沸かしケトルにコーヒーセット、冷蔵庫では各種ソフドリ・アルコールの販売&サービスの水ペット2本とおしぼりも入っていました。

 

とりあえずお風呂のお湯を沸かし、溜まるまでは写真撮影!

溜まった後の写真しか撮ってなかった。

今回自カプの自作アクスタは持参していなかったのですが(公式の場には持って行かない誓い)、

トランプ(公式グッズ)と、

名入れホテルキー(自作グッズ)(ぱっと見わからん名前だけならセーフ!)ならあります!!やったぜ!!

色々いじっていると枕元のパネル(照明とか消すアレですね)でBGMも変えられることに気付きます。

最近のホテル、室内スピーカーがBluetoothに対応してるの……?

これどこもそうなの……?知らない……。

ドライブ用に組んだプレイリストを流すと車のベッド&ハイウェイの背景(壁の柄)と相まってあれ……?私まだ高速道路運転してんのかな……?と錯覚する……。昨日一昨日に続いて今日も……?

そして更に、これでBLCDを流したら……どうなっちゃうんですか〜〜〜〜〜!!!?

 

結論:どうにかなった。

爆音リップ音がねえ……やばいですね……。ベッドの上でゴロゴロしながら聞いてたけどこれってドアの向かいの洗面所から聞いたらもっとやばいのでは……?→やばかった。

ベッドに自分がいるとベッドで行為に及んでいる事実と矛盾が生じますが、これならこう……たまたま耳にしてしまったモブ、になれるから没入感がすごい。

この時スマホの充電がヤバく、枕元のコンセントに繋いだまま音源を再生し、急いで洗面所に駆けようとしたらベッドから落ちて腕を痛めました。アホでは?

段差がすげえのよ。

 

最終的に1トラック丸々を2巡聞いてしまった。風呂入りなよ。

BLCD(iTunesに入れてる)と男性向けエロアニメ(DLsiteライブラリに入れてる)で試したんですが、どちらもBGMがデカめなのでシチュエーションボイスとかの方がより向いているような気がします。エロアニメのがモノローグ少なくてよかったかも?喘ぎ声が多いと盗み聞き感が増します。

ダミヘで録ったASMRだと音が遠すぎるだろうから塩梅が難しい……。

みなさんもラブホで推し音源を流してみてはいかがでしょうか(YouTubeにありがちな〆)。

そしておすすめの音源を教えて下さい。石川ゆうすけ氏のものだと助かる命があります。

 

そうこうしてると午前3時。疲れてるんじゃなかったの?

 

 

〜〜〜就寝中〜〜〜

 

 

早朝半覚醒した時に自宅の布団かと思ったらラブホだったので驚いた。事前のスケジュールではもう帰ってるはずだったから……寝ぼけとる……。

起床後はすぐフロントにモーニングを依頼します(なんと無料!)。パックに入った焼きおにぎり2つとカリカリ梅にインスタントのお味噌汁、あとホットコーヒーがいただけます。

無料でこれは嬉しい……昨日ウェルカムドリンクでもらったコーヒーはとうに冷めてるし……。

23区内のラブホなので致し方ないんですが、フードメニューはあまり充実していません。というかありません。冷食またはデリバリーでドミノとかに頼む感じ。

その点に関しては地方のでかいラブホとか同じく都内ならバリアンが強いなーと思う。バリアンにないもの、多分ない。

 

チェックアウトは12時だったんですが、結構やること無くなっちゃたので11時過ぎくらいに出ました。部屋に置いてあるアンケートを書いて出すとノベルティがもらえる(除菌タオルと不繊維マスク)。

実は昨晩のうちに都内勤務のフォロワーが出勤日と聞いたので会いに行く約束を取り付けていたからです。遠征用のお土産のお菓子が1つ余ったのと、死ぬほどあるフェイスパックを渡しに秋葉原へ!

 

秋葉原散策

早めに出たせいで早くついたので神田明神に行く。

キャリーを引いていたので男坂(めちゃ長階段)を登るわけにはいかず、ちょっと遠回りだけど正門側から入る。

坂道キッツ……。

別に神田明神に用はなかったんですが、この土地に来たからには「きっと青春が聞こえる」「どんなときもずっと」を聴かないと嘘かなと思って……。ラブライブのオタク的に……。

こないだ来た時縁のなかったスクスタのマグカップあるかな〜と思ったが完売していた。2022μ's正月コラボのお菓子も目についたんですが、ただでさえ多い荷物をこれ以上部やすわけにはいかず泣く泣く諦めました。

キャリー持ち上げるのがダルくてお参りのための三段そこらの階段も登れなかった。何しに来たんだまじで。

 

いい感じの頃合いなのでフォロワーの仕事先に向かいます。

道中ゲーセンでウマ娘のおまんじゅうが目についてチャレンジ。

ウオッカちゃんが全然動かず、あ???これ確率機か???スマホで攻略見てたら近くにいたお兄さんがほぼほぼ出口まで移動してくれて助かった(押せば落ちる位置)。ついでに後ろからダイワスカーレットも出してもらっていいですか〜…と初期位置にしてもらったダスカは奇跡的に2クレでタグに引っかかりすぐ取れてやったぜ

その後連絡が来たので無事にお土産を押しつけてきました。仕事中にありがとな!

 

メイドカフェにご帰宅しよう!

ここで帰ってもよかったんですが。

せっかくアキバに来たしな〜なんかして帰りたいな……いつもは上野まで歩いて道中御徒町蒙古タンメンを食べる(オーダーは北極で固定)。

今年ネイル帰りに食べた時の写真。

 

いや……!今日は(先日匿名ラジオを6年分聴き終えた時一度話に出た「アキバで一番大手のメイドカフェ」こと)@ホームカフェに行こう……!!

youtu.be

ということでらしんばん方面へ歩く。ビル丸ごとメイドカフェなのって多分ここくらいですよね?なんか@ホームご帰宅したことないつもりだったけど大昔に一回来てました(後日家でチェキを見つけた)。

 

ビルに入るとエレベーターのボタンに営業中閉店中の表示がありこの日は3フロアが営業中。また最上階は学園デーらしく、メイドさんの衣装が学生服とのこと(?)。

今日の私は……《メイドさん》に給仕して欲しくて来てるから……このフロア以外にしよう……!と思い3階へ。

エレベーターは上り優先、帰りの際は階段推奨だったのであんま高層階行っちゃうとやっぱさ……キャリーが重いから……(この人ずっとキャリーが重い話してる)。

前に二組ほど待っていたので、掲示の指示通り階段で待ちます。男性のスタッフさんがハウスルール(店内規約)を持ってきてくれる。料理以外の撮影禁連絡先交換禁、といった感じ。@ホーム、男性スタッフも非メイド女性スタッフも制服可愛くていいですね。

 

メイドさんにお出迎えされよう!

そのまま待っていると1人のメイドさんが迎えにきてくれ、かつ席まで案内してくださいます。複数人だとボックス席?みたいなのもあるんですが、1人だとカウンターに誘導され卓越しマンツーマン給仕になる。怖。恋しちゃうだろ。

サイドテールのメイドさんが担当してくれました。

メイドさん「お嬢様は本日どうしてご帰宅してくださったんですか〜?」

お嬢様の私「(ラジオで聞いたとは言えねえ……)し、知り合いがご帰宅したって言ってて……

知り合いな訳がない。

最初に名前の記入(呼んでもらいたい名前をここで申告する)があり、お嬢様認定証(メンバーズカード、帰宅回数に応じてランクアップ)を発行してもらいます。ピンク色の洋風クレカみたいなやつでキャラ絵がゼロ年代エロゲっぽくていい。

お嬢様の私「カードかわい〜〜〜」

メイドさん「かわいいでしょう〜〜〜」

その後はメニューの説明、全ページ擬音つきで事細かに解説してくれます。

メイドさん「こちらのパフェには……なんと永遠の十七歳になる魔法が……!」

お嬢様の私「永遠の十七歳になる魔法が!!?

メイドさん「かかるかも!しれません!」

お嬢様の私「かもかあ〜〜〜(茶番)

メニューは単品オーダーもできるのですが、お腹減ってるしチェキ撮りたいしお食事のコース(料理とチェキ、またスーベニアなどがセットになったもの)にするか……ということでスタンダートにオムライスとミックスジュースソーダベースにメイドさんがシェイクしてくれたシロップが入る)をオーダー。

 

また料理を待つ間にチェキを撮りたいメイドさんを指名できるとのことで、フロア出勤のメイドさんのチェキが貼ってあるボードみたいなのをもらいます。名前の他趣味や特技などの記載がありました。

「アイドル」「ゲーム」「アニメ」「EnglishOK」「推しの名前」「BL」等々……。

女性客も多かったしBL好きを公言するデメリットが多分あんまりないの、いい時代だ。

ゴシック系のメイドさんにも心惹かれたのですが、せっかくだし担当してくださったメイドさんをそのまま指名しました。SideMが好きだって書いてたから……。

メイドさん「ご指名決められましたか〜?」

お嬢様の私「お姉さんでもいいですか?」

メイドさん「え!いいんですか〜嬉しい」

お嬢様の私「えへへ……(キモ・オタク)SideMお好きなんですか?」

メイドさん「そうなんです〜!プロデューサーさんですか?」

お嬢様の私「友達に勧められてまして」

メイドさん「なんと!ふふ……深い沼ですよ……

オタクの口ぶりだ。

 

メイドさんと愛を込めよう!

料理を待つ間周りを見ると老若男女無国籍といった感。右隣が観光客と思しき外国人カップル(日本語がめちゃうまい)、左隣が常連客と思しき女の子(アイカツのカードで盛り上がってた)。

どのタイミングか忘れたけどお冷やならぬ萌えウォーターが出てきてラジオで聞いたやつだ!!と思った。急に匿名ラジオの話しますけど恐山の「ごめ〜〜〜ん……投じたくてえ……一石を投じたくて〜〜〜」が好き(上記リンク10:26)。

そうこうしてる間にドリンク到着、シェイカーを持った担当メイドさんが「私がふりふり♡と言ったらふりふり♡、しゃかしゃか♡と言ったらしゃかしゃか♡、同じ言葉を繰り替えしてくださいね〜!」とのこと。照れるね。

メイドさん「行きますよ〜……?ふりふり♡」

お嬢様の私「……っふ、ふりふり!」

メイドさん「しゃかしゃか♡」

お嬢様の私「しゃかしゃか!」

メイドさん「萌え萌え♡」

お嬢様の私「萌え萌え!」

メイドさん「にゃんにゃん♡」

お嬢様の私「(!? なんか変化球きたな!?)っ、にゃんにゃん!」

メイドさん「わんわん♡」

お嬢様の私「わんわん!」

メイドさん「がうがう♡」

お嬢様の私「がうがう!」

メイドさん「がおがお〜〜〜♡」

お嬢様の私「がおがおーーー!」

終わりです。

 

メイドさん「実は〜中身のお色が妖精さんの気分で変わります♪何色だと思いますか〜?」

お嬢様の私「え〜〜〜?何色だろ……(矢澤にこ推しだから)ピンクがいいな〜

メイドさん「どうでしょう〜?……あっ!ピンクだ〜すごいですね〜!

お嬢様の私「ほんとだ〜〜〜妖精さんすご〜〜〜い!!」

シェイカーの途中から声が一音高くなり場に順応し始めたのでこのような知性0の感想も出ます。

ちょっと前まで茶番とか言ってたのどこのどいつだよ。まあでもメイドカフェってこういうロールプレイをするために来てるんだし全力で役に入らないと嘘ですよね。

ストローの色は選べたので紫にしました。東條希(紫)と矢澤にこ(ピンク)のカップリングをそろそろ10年推しているらしくてびっくりする。嘘だろ。

 

間髪入れずにオムライスも到着、こちらはメイドさんがお絵かきをして下さいます。リクエストを聞いてくれるので絶望先生のうろペンを画像検索して見せる。令和やぞ。

お嬢様の私「ペンギンさんでお願いしていいですか……?」

メイドさん「大丈夫ですよ〜!私結構キャラもの詳しいんですけど知らない子だ〜

お嬢様の私「(その反応が正しい!!!)」

上手に書いてくださったので「わ〜!お上手です〜!」を忘れない。絵が上手いのは当たり前のことじゃないと思うから神絵師をもれなく誉めていけ。メイドさんの技量にもよると思うんですけどどれくらい難しい絵まで対応してくれるんでしょうねアレ。

お絵描きが終わった後は《愛込め》、俗に言う「おいしくなあれ、萌え萌えきゅん♡」です。ドリンクのコールで肩が温まったので全力でやった。メイドさんからは「わ〜〜〜!すごいお上手です〜!」との評、よかったね。

オム、しっかりチキンライスでうまい。

 

メイドさんとチェキを撮ろう!

一応席が一時間だったのでスマホ見てる場合じゃねえ!と一生懸命食べ、食事が終わった頃合いに「きゆお嬢様(私)〜!ステージまでお越しください!」と店内放送でお呼びがかかります。

カウンター席は実は全て同じ方向を向いており正面に緞帳、小降りのステージがあるのでそこが撮影スペースなのでした。だから座ってる間他のお客がチェキ撮るところとか全部見える(割と嫌)。

メイドさん「ご指名ありがとうございます〜!」

お嬢様の私「よろしくお願いします〜〜〜」

メイドさん「ポーズのご指定ございますか〜?」

お嬢様の私「えーなんだろ……定番のとかありますか?」

メイドさん「よくあるのは指ハートとか……」

お嬢様の私「えっと……SideMの公式ポーズとかあります?(折角なので教えてもらいたかった)」

メイドさんありますよ!!(圧)中指と薬指を重ねて親指を隠してください!!」

お嬢様の私「こうですか?」

メイドさんいいですね!完璧です!!

チェキ☆

 

その後は席で会計を待つ。

全然一時間を超えてるので自分で立った方がいいのか……!?とドキドキしていたらメイドさんが「お給金を頂戴しに来ました〜」と来たのであっよかったんだ……と安心しました。

お給金って設定なんだね。

最後は指名した担当メイドさんが刷り上がり&落書き済みのチェキを持ってきてお見送り。

メイドさん「ありがとうございました〜!」

お嬢様の私「ありがとうございました!サイスタ頑張ります!!

メイドさん深い沼でお待ちしております!

いやオタクの別れ方なんだよね。

 

帰り道デザートが食べれなかったのが心残りだったので上野駅まで歩く道中アメ横でクレープ食べて帰った。

というわけで三日間お疲れ様でした!ずっと楽しかったです!

 

ゆのまえ漫画フェスタに行こう!熊本旅行記【2日目…11/13(日)】

宿の朝

おはようございます。イベント当日の朝です。

雷はおさまりましたが天候は回復せず客室からの景色はこんな感じ。

6時半くらいにトイレに行きたくなり本格的に目が覚め、諦めて起きることに。普段絶対こんな時間に起きないのに……。トイレは各階にあるのですが外の様子を見たいがためわざわざ1階に降りました。

フロントで売ってる午後の紅茶ミルクティー(昨日食べたズッキーニのパウンドケーキも売ってた)を飲みながら談話室のソファーに座って外を見る。少しだけ引き戸を開けたら雨の中田舎の朝の匂いがしていい。薄暗い中ビニールハウスが見える。

オーナーさんももう起きていたのでご挨拶。

部屋に戻りゆるゆるしていると7時に設定したアラームが鳴り出したので2人とも起床、朝食は8時からでお願いしていたのでその前に朝風呂へ。

ぬるめの人肌の湯に浸かる朝、いいな……。

 

朝ご飯も昨日と同じご飯専用客間でいただきます。

おからとおからハンバーグがあるのにどっちも味違ってすごい!夕飯もそうだったんですけど漬物がめちゃくちゃうまいです。

やはりご飯はおかわり安定、小鉢の梅干しが梅ジャムみたいに柔らか〜〜〜く潰れて美味しすぎる……!

昨晩は食べきれなかったおひつの分のご飯を完食、新米美味しゅうございました。

完食後ちっちゃい壺に入った緑色の何かを食べたらすげー辛くて味濃くて旨かった。柚子胡椒でした。何かにつけて食べたかったな……!

 

食後は部屋に戻って出発準備をします。意地でもフェイスパックをする時間をねじ込む(引き締まって小顔になれる気がするので)。

昨晩滅多にやらないのに試供品のヘアパックを使い、髪がツヤツヤになりすぎて髪型がバグって死んだ。慣れないことはするもんじゃありません。

 

客室を後にしようとしたタイミングで山々の間から陽が差し晴れてきました。やったー!

出発しようとしたところで同じ会場に行くであろうコスプレイヤーさんとエントランスでエンカウント。昨晩存在を伺ってから勝手に普通にコスプレだと思っていたら着ぐるみの方でした。お連れの方は恐らくCanonユーザーのカメコさん。EOS5Dシリーズ?

会場入りすらしていないのにお手振りファンサしてくれた〜!可愛い〜!

 

駐車場から出る時はおかみさんが誘導してくれる。運転が下手ですいません…。

通って来た道をまま戻ります。さすがに日中はそれなりに車とすれ違いますね、昨日マジで対向車出てこなかったから……。

晴れている球磨川の写真が撮りたくて途中売店で一旦車を停めました。なぜならやや早めに宿を出たので時間的に余裕がある!川がちょうど三叉路(川だが)っぽくなってるところで写真映えするぜ〜。

売店内のレストランではたくさんのお弁当を作っていた。提携の宿に送るのかもしれないしお祭りのケータリングだったりするのかも?

冷凍のジビエ肉がかなり欲しかったですが全然帰りまで時間あるし断念、昨日見たエネオスの前を通っていよいよ湯前へ。

 

会場入り

やや栄えているエリアまでくると駐車場入口の看板がありました。ナルトの暁の服着た人が誘導してくれた。

車を停めタミヤのロゴを貼ったジープとすれ違いながら会場へ。

入り口では検温をしており確認済みの人はマスクにシールを貼るシステムになっていました。ちゃんとしている……!

受付の女性に「シール何色がいいですか?」と聞かれたのでやや悩みしてピンクに。ラブライブ矢澤にこ推しなので。

中学校の渡り廊下(懐かしっ)みたいな通路を越えると、その向こうが開けておりメインステージが。想像以上の数のパイプ椅子が並んでおりすごかった。幸い雨は止みましたが全部覆えるだけのテントもありました。以後天気が崩れても安心!

 

始まるまで売店などを見ます。

ハンドメイドの雑貨、フリマと化した一角、青年団が作る焼きそば、おにぎり屋さん、みかんの詰め放題、野菜の販売所、ケーキ屋さん、パンとアイシングクッキーのお店、金魚掬い(姉妹都市から出店してるらしい)、等々……。

公民館のお祭り〜って感じでよかったです。大人になってから行かないからさ……公民館のお祭り……。あーあれ、中学の時ボランティアで行く祭りと似てますね。私だけかな、私だけかも。

普通に夏祭りでよく見るようなカラフルな屋台のテントもありました。

クレープ、イカ焼き、りんごあめ、たこ焼き、フライドポテト、綿菓子(袋は仮面ライダーバイスだった、まだギーツじゃない)。

射的(景品はプライズ系のフィギュア、主に鬼滅と東リべ)とか民芸体験(草鞋が作れるのと椅子製作キットが買える。持ち帰れん)も出来るようです。

トイレを探してたら美術館の前で宿にいた着ぐるみの子と再会したので「また会ったね〜」と手を振り合いました。いえーい。

 

開会式

ウロウロしてたら開会式っぽいのが始まったのでパイプ椅子に掛けます。

この後メインMCの開会の言葉を大幅に逃して後方で爆竹が鳴り普通に事件かと思った。

「開会でーす!」バンバンバン!!じゃないんかい。

 

開会式の後は地元幼稚園の太鼓発表会。カメラを回している方が多く恐らく保護者の方々なのだと思われます。

プログラムを確認するとトークショーの前が表彰式になっており、恐らくその時も撮影者が多いであろうと予想……なのでその時点でここに戻ってきておいて撮影が抜けた前方の席を狙う計画です。

 

なのでそれまではフリー!!

と言うことで、さっき見た売店でおやつを買います。

私はアップルパイとカフェラテ、フォロワーさんはパンとコラボフードのチーズケーキ。専用テントに設けられた飲食ブースの奥にゆるキャンみたいなスペース(?)もあり、ロッキングチェアと小さめのテーブルがありました。

↑また曇ってしまった。

本来ならば動いていたはずのくま川鉄道湯前駅

漫画図書館横では古本の譲渡をやっていました。一タイトルのみなら冊数制限なし、あまりにも太っ腹ですね。欲しかったけど帰りの飛行機に重量制限があることを思うと書籍系はきついんだよな……。僕の初恋をキミに捧ぐとかがラインナップされていました。懐かしっ。

図書館の向かいでは百円払うと壁面に落書きできるブースがあり、なんと再入場可、人物が映らなければ撮影とSNSアップロード可ということで(受付の目の前でアップルパイ食べてたから知らない人がスタッフさんと話してるのを見てた)後で絶対来よう……と思った。

同じ場所にガラスに書かれた生絵があってすごいはしゃいで写真撮りました。

描いたばかりゆえか保護シートが貼ってあり裏からの方が綺麗に撮れますよとのこと。

シブヤニアからの代表キャラ、姉弟はともかくエルくんでいいんだ……。嬉しい。

2018年のヒロユキ先生の絵も見れてよかった!フェイトゼロの同人誌の時からファンです……今見たらDLsiteで総集編出てていいですね!

https://www.dlsite.com/maniax/work/=/product_id/RJ429505.html

 

そうこうしてるうち一時間弱はあっという間に過ぎてしまい再びメインのテントへ。

席はまばらに空いていたのでこの時点で前から5列目くらいにはいられました。舞台に向かって右手側、空いたら詰めてく感じで前に前に……。

久米田先生がどこ座るかわかんないんですけど前はこっちだった気がする……!」という前回(7年前!)参加されたフォロワーさんの証言(のちに大正解)。

風刺画コンテストの表彰式でした。小学生も風刺を解ってるのすごいな……。大人部門の受賞者の方、絵がうますぎる。

結構ここで時間が押してハラハラしました。

最終的にフォロワーさん2列目私3列目くらいまで詰められていよいよ(私達にとっては)メインイベント、トークショーが始まります。

お腹が痛くなる……!

 

トークショー

大分前の席とはいえステージ全景は映らなかったので、定点で久米田先生を映すのにカメラを回します。ミラーレス一眼(買ってからあんまり活用できてないα7cちゃん。有能)のSDが5分でいっぱいになり(今年したオフ会のデータを消していないから……)途中からアイフォンに移行。

スマホ用のスタビライザー買っておけばよかったな。DJIのOM5とか。小型とはいえ持って来るのがダルいけど……。

登壇するなり意味なく机上のマルバツシートを掲げる先生方。

MCの方「まだ使わなくていいです

なぜかお帽子の脱ぎ着を繰り返す久米田先生が可愛い。iPhone13動画切り出しの限界。

 

 

トークショー抜粋

動画に映ってないせいで村枝先生の発言があまり拾えず。無念……。

 

登壇直後

藤田先生「やつ(久米田先生)はあんまり声を聞かせてくれないので……

MC「久米田先生はマルバツ(の紙を掲げて)でお答えいただくと言うことで……w」

 

漫画家さんも評価されたいのか?

藤田先生「漫画家が調子に乗ったらいけないの?

皆川先生「ダメじゃない???慢心は良くないよ」

MC「今日みたいな場に来てくださった人数が評価だと思いますが……」

会場が拍手

MC「久米田先生、マルかバツでお答えください(紙を掲げる久米田先生)……バツ!」

久米田先生「これ本当にこれ(紙で意思疎通する感じ)で終わるの?」

MC「喋ってくださいます!!?(藤田先生の「喋らせましょう!」のヤジが入る)評価されたいですか!?」

久米田先生「うーん……面白いですよって言ってくれるけど、それが本当かどうかはわからない……Twitterなんかは褒める一方じゃないですか。僕は数字しか信じない

MC「久米田先生の今の心とこの空は同じような感じですか???

ドン曇りでした。朝から比べたらだいぶマシだが……。

(以降ずっと曇りでしたけど閉会まで雨は降らなかったのは幸いでした)

藤田先生「数字って発行部数?」

久米田先生「そうですね、売れた数」

MC「売れた数、厳しい言葉ですね」

 

作家陣の経歴の話

MC「久米田先生の場合は漫画家になる前に編集者になりたかったという…」

久米田先生「そうですねあのー…銀杏社っていう編集プロダクションを受けて、落ちて、そん時一緒に落ちたのが赤松健、受かんなくてよかったねって言われてはいます」

 

各々の作風について

MC「四名の先生の中で一番なんかあの、書き込みが少ないというか

久米田先生「それ悪口ですか?

MC「いやいやいや!!何かの映像で見たんですけども(中略)漫画家も線に命かかってるから、そんなに線書きたくないって」

久米田先生「そうですね……一生で書ける線の長さって決まってると思うんで」

皆川先生「(僕は)いっぱい書いて誤魔化してるだけだからね!単純に で多く書けば上手く見えるじゃない、誤魔化してるだけです」

MC「えー僕はピースメーカの競技場でワーっと人が集まる描写すごいなと」

皆川先生「あれアシスタントさんに書いてもらいましたw」

湧く会場、皆川先生を笑いながら指差す久米田先生。

 

グッズ化とか見据えて描いてる?

あんまり考えてないらしい。

久米田先生「藤田先生の生原稿は買いたい、なんか値段上がりそう

藤田先生「やめて人の原稿で商売しないで

 

作家陣の当イベントへの登壇回数について

MC「今回ファンの皆さんはこのメンツが揃うことはもう湯前町ないんじゃないかってくらい期待して来てますから」

藤田先生「いつも久米田くんがね、これで最後だから、的な風に言うからさ」

久米田先生「生命的な問題でね

MC「やめてくださいよ長生きしてくださいよ本当に

 

週刊連載のスケジュールの話

藤田先生「徹夜なんかできないよねえ」

皆川先生「無理ですね」

MC「久米田先生マルかバツかで……」

久米田先生「ああー……(バツを掲げる)」

 

俗・週刊連載のスケジュールの話

藤田先生「(18ページ)四日半かかるのよ!?それが今20時間の男(村枝先生のこと)と机並べて喋ってんの!久米田くんはかかるよね?……かからない?週刊」

久米田先生「週刊……まあ曜日で動けるっていうのはいいですよね。だからまああの……週刊やってないと何曜日かわからなくなるっていう」

MC「でも18ページだったら20時間で書き上げられますか?」

久米田先生「18ページ描いた事ないんで……わからないです(改蔵は?の質問)16です(16だと何日?の質問)週によりますけど……描いてるのは二日くらいです」

藤田先生「漫画って慣れません……。デビューの時からずっと四日半かかる」

村枝先生「でもこの人ネームが早いから……。うしとらの頃編集部で打ち合わせして出かけてそのまま(ネーム)上がってたでしょ」

藤田先生「ネームは?久米田さん」

久米田先生「ね、ねーむかかない…

村枝先生「でも打ち合わせめっちゃかかるでしょ!?」

久米田先生「打ち合わせはなんか……編集とご飯食べて……」

藤田先生「天才がいる、ここに

 

週刊連載の定番オチ

皆川先生「週刊はさあ、「なんだってー!?」で引いちゃえば結構終わっちゃうじゃない

90年代サンデー作家陣の同窓会なのでMMRネタも出てくる。マガジンだけど。

藤田先生「読者の前で言わんといてほしい、本当はそうかもしれないけど

村枝先生「いやいや皆川さん、月刊も「なんだってー!?」で終われますよ」

皆川先生「いや月間はダメだろ!

 

マルバツ質問コーナー

Q1『漫画家を辞めたいと思ったことがある?』

満場一致のバツで会場が拍手。

 

Q2『アニメなどになると版権儲かる?』

再度満場一致のバツ

原作が売れるのと、月の原稿料よりやや低い《原作料》というものが入るだけみたいです。

 

Q3『ではパチンコ台になると儲かる?』

村枝先生藤田先生がマル、皆川先生がバツ

久米田先生が無回答。なったことがないから……。ないよね?

村枝先生「(パチは)契約料だけですごいもらえる、開発が間に合わなかったら繰越でまた払われるの」

皆川先生「そうなの?」

村枝先生「俺はそうだよ」

皆川先生「俺……ないよ!?一回払われただけで終わった」

 

Q4『完成原稿にコーヒーまたは涎を垂らし書き直したことがある?』

久米田先生以外マル。早期デジタル移行さすがです。

藤田先生「こんなの当たり前じゃないですか!

村枝先生「タバコで燃やしたことある

皆川先生「むせて一回コーヒーを原稿にバーって吹いたことがあって、アシスタントになんかの効果だと思われた

藤田先生「アシスタントの時(師匠の原稿に)コーラこぼしましたからね、だから俺はアシスタントが何をやっても文句言えないんです、自分がやってるからw」

 

Q5『漫画を書くときは裸だ?』

村枝先生がマル、藤田先生皆川先生がバツ

MC「久米田先生?どちらでしょうか」

久米田先生「えーもう(村枝先生に)出されちゃったからなあ、マルを出そうかなと思ったんですよ」

MC「いやね今回ちょっと久米田先生について調べようと思ったら裸ばっか出てくるんですよ、あの伝説はどこからですか?」

久米田先生「昔インターネットなんてなかったんで……買ってくれた人だったら裸見てもいいかなーと思って載せてたんですけど、まさかこんな時代になるとは……」

MC「すごい裸裸ですもんねえ」

藤田先生「こんにゃくのお風呂にも入ってたよね?」

村枝先生「アシスタントも脱がせてたでしょ?」

南国の話があって嬉しい!

 

スタンプラリー抽選会

この辺りでトークショーは一旦区切られスタンプラリーの抽選会へ。

先生方が直々に抽選箱から応募券を引いて当選者の名前を呼ぶ形式です。いいな〜〜〜。

昨日の17時まで応募できたのですが、私たちはその時間やっと付近に着いたくらいだったので参加できず。残念。やっぱ2泊3日ないと無理だよこの旅行。

応募期間が長かったため当日会場にいらっしゃらない方もいました(郵送してくれるみたいです!)。前方でカメラ回してた熱心そうなファンの方が当たっておられて微笑ましかった。

当たった色紙には先生方がその場で宛名?を入れてくださいます。作業中卓上の単行本(かくしごと)が落ちそうになちゃって久米田先生がタイミングよく拾われていました。

本来当選者は五人のところ村枝先生が追加で三枚描いて来てくださった。ので時間が押す押す。イベントは時間が押しがち。

諸々が終わり先生方は降壇。すぐそばの運営本部のテントで当選者へ色紙のお渡しをされており、藤田先生に至ってはファンの方と一緒に写真も撮られていました。アイドル?

 

実はファンレターを持って来ていたもののプレゼントボックスのようなものがなく(来る前に問い合わせしようかとも思ったんですが、準備に忙しいであろう運営側の手間を増やすぐらいなら最終的に郵送に切り替えればいいかなと……。あとどこに問い合わせればいいのかが普通に謎だった)、どうしようかな……と思っていたのですが、運営本部のメーテルさん(に扮したスタッフさん)に伺ったところめちゃめちゃ快く引き受けてくださいました。ありがとうございました!!!

その後手紙を持ったジュディ(@ズートピア)がテントまで渡しに行ってくれたのが遠巻きに見えた。ありがとうございました!!!(2回目)

ステージでは地元吹奏楽部の演奏が始まり、後方から立って見てたら急に久米田先生が前を通って「ワ……ァ……!」となった。ちいかわにもなるさ。全員一緒に帰らないんですね……予想外だった……びっくりした……。

帰るお姿を目で追うに記念館横の建物がスタッフルームというか楽屋だったのかも?

 

湯前まんが美術館館内

お昼なので屋台!お昼と言いつつ葡萄あめを買いました。最近よく見るよね、浅草とかで。流行ってんのかな。ヒルナンデスでも見たし。

フォロワーさんはイカ焼き。両者手がベタベタになる。

食後ガラス絵の前で写真を撮り合いました。

せっかくなので美術館も見る。

前回久米田先生が来られた時の生絵が見れます。でっかい。普通このサイズの紙に絵描いたら多分サイズ感ガタガタになると思った。

私「よくプロに対して《絵が上手い》って言っちゃうんですよね……そして周りにプロが上手いのは当然なんだから失礼だろって言われる……

フォロワーさん「わかる……言っちゃいますよね……絵が上手いから……

メインホールには熊本出身新聞社専属・風刺漫画のパイオニア(実際のところそうなのかは各自調べてください)の一生を漫画にした展示があり、これが非常に読み応えがあります。オンラインでも読めるよ!

yunomae-manga.com

順路の途中ここ入っていいのかなみたいな狭さの切り替えがありちょっと悩みました。戦時中収集令状が3回届いたのに生き延びる悪運の強さがすごいですね。

ここで糸色先生のコスプレをしたスタッフさんを発見……しかしワークショップのカルタをしに2階へ行かれてしまい、その後読み札を読む声がしてきたのでお手隙では無いのだなと判断。後ほどご縁がありますように。

 

コスプレステージ

美術館内にいる間ムーンライト伝説が爆音で聞こえてきたのでコスプレステージをやってるなあ(そういえばセラムン併せの女の子達を見たし)とは思っていたんですが、外に出るとなんとトークショーで耳にした聞き覚えのある声が!!

藤田先生がコスプレステージの講評をされているっぽい……!?

トークショー序盤で村枝先生が「あれ?コスプレの審査すればいいの?」って言ってたのこれか〜〜〜!

プログラムに書いていなかったので完全に出遅れました。悔しい。どっかで告知あったかな?見逃したのかも。

 

席は埋まっていたので後方から立って鑑賞します。

先生方は舞台向かって右手側の最前列(トークショー聞いてた時座ってたあたり)にいるらしく見えました。

ちょうど男子高校生四人グループが出てくるところでジャイ子御坂美琴、釘崎野薔薇ちゃん、マキマさんというメンバー。

野薔薇ちゃんは本部スタッフさんでもコスプレしてる方がいたので最初女の子かと思って見てたら全員男の子だった。スタッフさんの方の野薔薇ちゃんは真希さんと併せててそっちもよかったです。可愛い。

呪術廻戦のばまき推し、なぜならBLだから……腐女子の妄言やめな!)(学ランスカートありがたいよね)。

 

話は戻ってコスプレステージ、キレキレのダンスを時にはグループで、時にはソロで踊る地元のダンススクール?の子たちなのかな。

フォロワーさん「チェンソわかんないんですけどあれ誰です?」

私「ピンク髪なら多分マキマさんじゃないですかね?ヒロイン(?)の……

(流れ出すKICK BACK)

フォロワーさん「あっほんとだ、米津だからチェンソなのはわかる

野薔薇ちゃんのソロBGMは廻廻奇譚/Eve

美琴がonly my railgun/FripSide

ジャイ子ドラえもん/星野源

だったはず!

レールガン、いつ聴いてもいいよね……。

マキマさんは途中ウィッグがズレまくり泣く泣く手放していましたがフィニッシュでは全員投げ捨てて地毛。

終了後司会の方に講評を求められる久米田先生。

半数がジャンプのキャラなの、ちょっと可哀想で面白いな……と思って聞いていました。

 

らくがきスペース

コスプレステージ終了後、先生方も楽屋に帰られたので午前中に目を付けていた落書きスペースへ。

会場来る前に15時閉会まで時間潰せるかな……!?と不安だったのですが絵が描けるなら何時間でも潰せるぜ!

100円払うと黒の水性ペンが1本頂けて(希望すればカラーペンも貰えました)、それがチケット代わりになっているので再入場の時は見せて下さいね〜とのこと。

壁と柱いっぱいに模造紙が貼ってあり100パーセント自由帳空間。

水星の魔女のスレッタちゃんがいて流石大人気覇権ジャンル……と思いました。この旅行中丁度総集編の週で助かった。見れないから。

私は見逃していたんですがとうらぶレイヤーさんが自分の(キャラの)絵とか描かれてたらしく面白い。

何も考えず上の方に書いたらベタで塗りつぶす時腕めちゃくちゃ重たくなって後悔した。ただまあ下部スペースはお子様方のためのものなので結果的にそれで良かったんじゃないかなと思います。

湯前近辺は温泉地なのでそんな感じの絵。芳賀くん主役回待ってます(ない)。

全然熊本も自ジャンルも関係ないけどなぜか春巻きと餃子が書いてあったから焼売を書き足したりした(写真撮り損ねたけど上に貼り付けたツイートの画像3枚目に写ってました)。田舎のホムセンに置いてある交流ノートのテンションでいいですね。こういうの。

 

このあたりで同行者ではない別のフォロワーさんが会場にいるらしく、たこ焼きの写真を上げているのを目撃したので凸ります。近くの飲食スペースにいらっしゃるかなと思って……。

結果読みは全然外れていたので美術館内まで差し入れをお渡ししに行く。美術鑑賞中にやるべきでないだろ。すみませんでした……受け取って下さりありがとうございます……お会いできて嬉しかったです……!

 

ワークショップ「まんがカルタで遊ぼう!」

この辺の時系列ちょっともうあやふやなんですが差し入れお渡しした後一回美術館出て、糸色先生のコスプレをしたスタッフさんやっぱいないよねという話になって、じゃあもうカルタしに行くか!とまた美術館に戻った先の入口で丁度よくおじちゃんスタッフにカルタしない?とお声かけ頂きさらに丁度よく空いたらしい糸色先生にお出迎えをされ、間が良い……。

お袖に久米田先生のサインがあるそうなので写真撮っていいですか!?とお願いしたところ快く撮らせてくださり、丁度美術館を周り終えた非同行フォロワーさんとも出くわしたので一緒にカメコをする。ついでにカルタにも誘う。

初対面の癖に……(本当にありがとうございました……)。

お袖アップにも対応してくださるぞ!


2階の畳スペースに誘導してくれる間にも「これが(久米田先生が)前回来られた時の絵ですね〜」等館内の展示を説明してくださる糸色先生(スタッフさん)。

その時(2015年)衣装を着ていた先代の糸色先生も今日会場内にいらっしゃるとのこと。残念ながらわかりませんでしたが……。

 

螺旋階段の上が8〜10畳くらいのスペースになっており、同時に3グループくらいがプレイできるようになっていました。

カルタは1階で展示のあった風刺漫画家・那須良輔のマンガからセリフなどを抜粋したもの。公式サイトの説明が詳しいです。

yunomae-manga.com

プレイ開始時は糸色先生が読み札を読んでくださったのですが途中ペアのお客様が来られそちらへ。残りを三人で回し読みしてプレイ続行。

読む回数が若干偏ったから順位変動があるかと思いましたがそれを加味するまでもなく同行フォロワーさんの圧勝でした。っょぃ。

 

カルタ終了後はすぐそばの本棚にじょしらく改蔵、ルーパラ、絶望など各種単行本があり、各々手に取って読む久米田信者タイム。

ルーパラの単行本あるの凄くないですか?欲しいんですけど……。

かくしごと3話目くらいの月刊少年マガジンが置いてありサイン会の告知が載っていました。本当にあったんだ……お噂はかねがね……(私のみ新規なので当時を知らない)。

サンデースペシャル?というサンデー作家陣のベスト盤みたいな雑誌(コンビニによく売ってる分厚いソフトカバー)があり「この改蔵の絵知らない……」など話した気がします。多分新装版の口絵?

絶望先生の単行本に知らない帯がついてると無条件で欲しくなってしまう。

途中糸色先生(スタッフ)がカメラを向けてこられたのでピースしたら「本棚見てる自然な感じを撮らせてください」とのことだったので即座におろす。人の話を聞け。

インスタの方が写真多めです(はてブにリンク埋め込みがうまくいかない)。

https://www.instagram.com/p/ClBjVlFvfpl/?utm_source=ig_web_button_share_sheet

終了後表に出ると声優・渕上舞さんのトークショー真っ最中でした。

午前中なかった撮影・アップロード禁止の掲示がテントについてたので逆にこのパート以外はいいのか……?という感。

その辺を管理するであろう事務所とかがないから……?(クメプロはあるけど……)

トークショーの体でしたがコラボメニュー紹介の時とか生歌披露しててファンサの鬼でした。

ここでもやや時間を押しつつ閉会式、開会式でもあった爆竹がやはりタイミングを逃して鳴るのでビビる。

私たちも会場エンカフォロワーさんも各々レンタカーだったのでここでお別れ!ありがとうございました!

 

湯前まんが図書館館内

いや帰れよって話なんですけど。

らくがきスペースを最後に見て帰りたかったのと(絵が増えてるかなと思い……。受付の方が快く入れてくださいました。すいません!)、まんが図書館に入っていなかったことを思い出し引き続き会場に残る私たち。

館内はミチミチに漫画が並べられており、幼少期をここで過ごしていたら人生のジャンルがまた違っただろうな……と思いました。

サイン色紙もめちゃめちゃ並んでた(写真は本当に一部)。

絶望先生の単行本、美術館の方にも置いてあったのに何セットあるんでしょうか。

読本まであるの謎で面白い。何故か懺の方だけだし。

まさか貸出中というわけでもないと思うので……。

めだかボックスと並んでるのも個人的に嬉しいです。何故なら人生だから……週刊少年ジャンプ51号より「暗号学園のいろは」連載スタートおめでとうございます!

てかなんでめだかボックスはここに並んでるんでしょうね。周りは以前まんがフェスタに来たであろう先生方の作品ばかりなのですが。まさかキャラ名のモデルが九州だからというだけで……?(空いたスペースが巻数的にちょうどよかったんじゃないかな……)

すごい丁寧な紹介POPがついてたけど苗字を誤字られる可符香ちゃん。

ちえせんせーがフランツ・カフカを知らなかった(微ネタバレ)世界線絶望先生なのかも(あるわけねーだろそんな世界線!)(CVは小林ゆうでお願いします)

図書館出て駐車場行く時にメインステージのパイプ椅子が全部無くなってたの、お祭りの終わりだ〜って思った。

会場▶︎鹿児島空港

帰りは来る時行き損ねた人吉の道の駅に行こう!ということでナビを設定。お祭りが15時撤収開始、飛行機は20時、空港までの移動にかかるのは2時間弱、つまりめちゃくちゃ時間に余裕があるためです。

行きとは大違いの左右に何がしかある大通りを延々走ります。

パチンコの駐車場とかこんなに人いたんだ……というくらい停まっている。ほっともっとがアルバイト募集してたりしました。

 

道の駅ではお土産を買いました。

柚子胡椒(宿で食べれなかったのが悔しくて買った。帰宅後色々使ってますが鍋物にめちゃめちゃ合うので最近の鍋全部この味)・柚子唐辛子・味付け馬肉(常温保存可)・椿柄のハンカチ(可愛くて厚手でよいです!)。

 

再度高速に乗り鹿児島へ。高速道路なのに照明が全然ないの正気かよと思った。

来たときに寄りそびれた宮城のパーキングエリアに寄って辛いラーメンを買う。

This Manのポテチ売ってる!!と思ったらモノクロの西郷隆盛だった。全然違う。

九州に来たら旅するルルルン(ご当地限定のフェイスパック)を絶対に買う……と思っていたものの道の駅にもパーキングエリアにも売っていない!!焦るぜ!

パーキングエリアに至っては食べ物しか売ってなかったし。潔い。

 

高速を降りてレンタカー屋へ。

ガソリン満タンにして返すのを無事忘れずに済みましたしガソスタの時点でETCカードも抜いたので忘れ物しなかった。いいね!

ただレンタカー屋の前に中央分離帯があるせいで指定の向きからしか入れなかったのでやや迷う。

裏道から入ろう!!としたけど結局わかんないのでナビに頼った。

知らない土地で自分の能力を過信しすぎ。

 

鹿児島空港▶︎羽田空港

鹿児島空港に到着しチェックイン。

帰りはソラシドエアだったんですがANAの廉価版?なんでしょうか。知らなかった。

 

荷物を預ける前に夕飯とお土産を見よう!ということで2階へ。

2階がショップとレストラン、3階がレストラン(ちょっと高めな感じ)。

せっかくの鹿児島なので黒豚かな〜〜〜和食屋さんへ(ロイホとかもありました)。

とんかつにしました。

脂があんまり好きでないのですがサクサクで軽く食べられてよかった!

私たちは建物内部側の席でしたが窓際だと夜景とかも見えてなおよかったのだろうなと思います。

 

食後の土産物屋は箱物のお菓子を無限に買いたかったのですが、あんまり買うと手荷物制限に引っかかるかな……(来る時と違い重量制限は10キロ→20キロで余裕があったのですが機内持ち込みが1個までだった、紙袋のカウントがどうなるかわかんなくて……)と思いやや自重、ゴディバの安納芋ラングドシャに留める。

しかしここで旅するルルルン3種を発見!!

福岡あまおう、大分カボス、長崎チューリップ。

車で通ったのは鹿児島、宮崎、熊本なのでま〜〜〜あ全然関係ないですね……。

POPだけ残っていた秋限定金木犀は店員さんに尋ねるも完売とのこと。ぴえん。

しかし旅するルルルン、まあ画像検索してもらうとわかると思うんですがプラの四角い箱に入ってるんですよね。

つまりめっちゃ嵩張るのでパッケージは潰し、結果大量(15袋)のフェイスパックを直でスーツケースに詰め混む女になりました。韓国旅行帰りか?

 

手荷物1スーツケース1になりいい時間なので搭乗手続き。

実はここで乗るはずの便が20分遅れます。

元々の到着時刻で終電ギリギリ(具体的には羽田着いて10分後に京急乗ってないとダメ)だったんですがぜって〜間に合わね〜草

まあ都内ならどうとでもなるだろ……という感じで静観。

私はツアー会社でチケット買った段階で座席指定入ってたんですがたまたま隣が空席だったので帰りはフォロワーさんと並んで搭乗!

ソラシドエアはジェットスターと比べやや高なのでちゃんと機内サービスで飲み物が出ます。

私は子供舌なのでリンゴジュースを飲んだ。

搭乗前藤田先生のツイートでだいぶ飛行機が荒れたと聞き心配していましたが割合なんともなかったかも?

録画したトークショーの動画をフォロワーさんとワイヤレスイヤホン半分こして見ながら東京帰りました。

 

羽田に着くと降り口から空港までバス。

その後荷物を回収。当然だけど荷物もバスで輸送してんだろうな……手間だ……。

飛行機乗る前にリサーチしておいたホテルに向かうため私は品川へ!

フォロワーさんとは京急の電車内でお別れ。

この時点で23時前くらいなのであんま口回ってなかった気がするな……ホニャホニャしてそう……。

二日間ありがとうございました!!何もかも本当に楽しかったです……!

 

もうちょっとだけ続くんじゃ。

ゆのまえ漫画フェスタに行こう!熊本旅行記【1日目…11/12(土)】

“ゆのまえ漫画フェスタに行こう!”

そもそもゆのまえ漫画フェスタとは……?

熊本県湯前町で催される漫画を中心としたお祭り。毎回漫画家・声優・アニソン歌手などのゲストを迎え、今年の開催はなんと3年ぶり。

しかしこのブログを書いている人間は全然全力の関東民であり、お世辞にも交通の便が良いとは言えない九州の山間部まで何を目的に行くのかというと7年ぶりにトークショーにご登壇される久米田康治先生をひと目見たいがためでございます。

令和にさよなら絶望先生(というか木野国也くん)に足を取られて二年半ほど経つのですが(って言うのをブログでは一言も言ってないからマジかよと思われそうですがマジです)、未だ久米田先生を目にしたのは著者近影とかくしごと映画パンフ、そのほか雑誌やインタビュー記事のみ……。イベント告知が出た時にめちゃめちゃ悩んだのですが、銀座で推しのお渡し会とかもあったんですが、次いつあるかわかんないだろ!!という一点だけで人生初の九州上陸を決意しました。

推しぴごめん……ツーショチェキ撮りたかったけど仕事辞めて激悪のコンディションで並ぶの、多分耐えられないし……。お渡し会は土曜、お祭りは日曜なので行けなくなくも無かった……んですが、色々計算した結果前日入りが必須だったので泣く泣く断念。また縁があると思いたい……!

旅程はざっくり下記となります。

【11/12(土)】

自宅▶︎電車▶︎成田空港▶︎飛行機▶︎鹿児島空港▶︎レンタカー▶︎宿

【11/13(日)】

宿▶︎レンタカー▶︎会場▶︎レンタカー▶︎鹿児島空港▶︎飛行機▶︎ 羽田空港▶︎電車▶︎自宅

この記事は主に前日入り11/12(土)の様子を記していますのでゆのまえ漫画フェスタ当日の描写は一切ありません。

レポ目的に辿り着いた方が万が一いらっしゃれば翌日分記事公開をしばしお待ちください。  

こちらをどうぞ。↓

ゆのまえ漫画フェスタに行こう!熊本旅行記【2日目…11/13(日)】 https://qkyuq.hateblo.jp/entry/2022/11/21/201548

 

目次

 

自宅▶︎成田空港

最寄駅で特急列車を待っている間、都内で大幅遅延が出ているニュースがTwitterで回ってきたので「え……?もう詰む……?」と思ったけど幸い違う路線でした。総務線と総務本線って違うんだ。

前日からうたよみんを始めたので出発前に一句詠む。日記代わりに毎日書ければいいかなと思い……ネタバレですが次の日普通に更新忘れました。楽しすぎてそれどころじゃなかった。運転してるとスマホ触れないしね。

東京駅で成田エクスプレスに乗り換えます。

乗り換えに10分くらいしかないのにホーム階で指定席券を持っていないとダメなことを知り、みどりの窓口を探しにエレベーターで上階へ。結局窓口見つかんなくてたまたま見つけた券売機で買いました。運に頼りすぎでは?

ホーム階へ戻るエレベーターでは外国人カップルに先を譲ったらめっちゃ感謝されました。はばないすでー。

成田エクスプレス、すごい綺麗ですね。外国の電車みたいなカラーリング。

ただなんか手持ち花火みたいな匂いがしたのだけ謎、あと道中の景色が地元に負けず劣らずの田舎でビビります。田舎にありがちクソデカイオンモール

成田空港来るの初めてかも……?と思ったけどこのブログ見たら三年前台湾行った時使ってましたね。あの時は行きも帰りも夜だったから見えなかったんだろうな、外の景色とか……。

 

成田空港▶︎鹿児島空港

成田空港に着く。第3ターミナルめっちゃ遠くない?

すごい歩かされるけど案内表示は丁寧でよかった、後から知りましたが国際線は羽田より成田らしいですね。外国人多いからそりゃ不親切だと困る、道中カップルとも会ったし……。

ジェットスター無人受付機でチェックイン。

このまま搭乗手続きしてもよかったのですが、ここで人を待ちます。

実は鹿児島に着いた後の交通の便は車に限られており(2020年の災害の影響で鉄道が現在も運休中)Twitterフォロワーさんに同行させていただく予定なのでした。レンタカー代を折半できるのでwin-win成田からご一緒する手筈になっていたので合流します。

合流前チェックインをあらかじめ済ませておく好プレーを見せたものの(フォロワーさんはオンラインチェックイン済みだった)、万一を考えて測った荷物重量が普通にめちゃくちゃ規定を超えており追加料金の支払いが発生。

手荷物+預け荷物で合計7キロまで無料のところ全然9キロぐらいあった。スーツケースなんざ持ってくるからそうなる。出発前に寸法は測ったんですがまさかそんなに重いとは……。

格安ツアー会社でチケットを取ったのですがここでオプション代3600円くらいがプラスになったので大して変わらない気がします。

手続き後荷物はそのまま預けて空港内のローソンでご飯を買う。

血糖値を上げると眠くなって(来る前にオモコロのシュークリームシュークリームボーイズを見て知る)、高速の運転に差し障るなと思ったのであんドーナツとオリーブ&チーズのサラダチキンスティック(これめっちゃうまい)にしました。

飲み物欲しかったけど未だペットボトルを機内に持ち込んでいいのかがよくわかんない。手続き後のロビーに自販機がある以上大丈夫なんでしょうけど……。

土曜日なこともあり保安検査場がすごい混んでて驚く。あと痛バは金属探知機通す時結構恥ずかしい。オタクうちわが入っていたのでファスナーが締まらず中身も落ちるしダルいですね(自業自得です)。

ジェットスターは174番ゲートで搭乗口のほぼほぼはじっこ、安い便は死ぬほど歩かされますこれ豆な!席順はあらかじめ決まっていたのでフォロワーさんとはここで二時間ほどお別れです。

出発前にこの日のための服を買いに行った先で色々あり服は買えず(なんで?)最終的にダ・ヴィンチ・恐山の新刊を買ったので(なんで?)機内ではそれを読んで過ごしました。名称未設定ファイルだから新刊と言っても文庫化だけども。過程の医学とかめちゃめちゃ世にも奇妙な物語で見たい。

12:45の便でしたか結局離陸したのは13時ごろ。

通路側だったので外の景色も見れないしLCCはドリンクサービスもないしでフライト中の様子は書くことが特にありません。後方で赤ちゃんが泣いてて大人でもうっすら怖いんだからそらろうだろうなと思った、離陸した直後一瞬重さを感じる時ないですか?あれ怖いですよね、デカい鉄塊がなんで浮いてのるか未だわかんないし。

 

鹿児島空港▶︎宿

鹿児島に着くとやたら曇っていることを差し引いてもかなり外が薄暗くなっていました。もう11月だから15時でも夕方なんですね。南国とはいえ日は落ちる。

離陸は遅かったですが到着はほぼ定刻でした。LCCだとその辺タイトに表記してないんだろうな〜。

預け荷物を回収し、レンタカー屋へ電話をかけて空港まで迎えに来てもらいます。3回くらい掛けたけど全然出ず4回目で繋がった。

鹿児島空港は外に足湯スペースがありました。いいですね。

レンタカー屋は空港から大通りを挟んですぐのところだったので頑張れば歩いて行けたのですが、規定重量超えのクソ重キャリーを引いている身には送迎バスが大変ありがたかったです。

着いてすぐ受付のテーブルにウクレレが置いてあり、川原泉で見たやつ(「愚者の楽園」で鹿児島市役所アロハとウクレレありがち、みたいな描写ありませんでしたっけ)だ!!マジでここ鹿児島なんだ!!と思ったんですけど普通に先に来てたカップルの荷物だった

出口付近に停めてある軽自動車を案内されます。勝手の知らない車を運転することに対してかなりビビり散らしながら来たのですが、ダイハツの銀のムーヴで家の車とあまり大差なく助かりました。ETCカード入れる場所だけわかんなかったのでスタッフさんに確認。運転席目の前のダッシュボードに差し込み式カードリーダー風になっていて目につきやすく、挿しっぱなしで忘れると言うこともなさそうで安心。

しかし「ガソリン満タンでお返しください、給油レシート見せて頂ければ大丈夫です」と言うのが全くの初耳だったため(よくよく思えば当然ですねこれ)明日返す時に忘れないだろうか……と不安になりました(ツイ廃なのでTwitterの下書きにメモしたけど結局見なかった)。

カーナビも家のと全然違うモデルでしたがちゃんと使えました。オーディオのBluetooth接続もスムーズ。

出発前に組んだドライブ用久米田作品プレイリスト(絶望、改蔵じょしらくかくしごと、等)を行き帰り流してテンションを上げます。合計四時間位あるんだけどドライブは実際往復三時間ないくらいの予定だから全然聴ききれない量あってすごい。あびるちゃんのキャラソンがめちゃくちゃいいと言うことに今更ながら気付きます。よく見ると上の画像では藤吉さんのキャラソンが流れている。

出発の時点で小雨がぱらつき始めるがいかに!?

 

鹿児島空港を出てしばらく下道を走り、高速に乗る時すごい……竹林?みたいな……?ガードレールもあるのかないのかよくわからない高速入口を誘導されてめちゃくちゃ怖かった。あんな高速あるんだ。知らない土地の高速道路に対しても恐れ慄いていましたが、入ってしまえば割とすぐだったので行きも帰りも結構走り足りない気分になりました。ていうか雨が強い。

途中一瞬宮崎県も通ったんですが、県またぐ時ナビが教えてくれて嬉しかったです。

ちょっと大きそうなサービスエリアを一個見逃してしまい「あ〜いけばよかった〜」「次あったら行きますか〜」と話していたらすぐに人吉(出口)でした。下道降りた後も「道の駅が途中あれば行きましょう!」と話していたんですが全っ然道中になかった。どころかコンビニもなかった。何も無え……個人経営の生活用品店っぽいのがあるくらいでした。

人吉市内を過ぎ、しばらくものすごい過疎地域の山道を延々走らされる二人。5キロ道なりですとか言うカーナビ。まじかよ。途中峠攻めてるバイカー二人組とすれ違って怖かったです。真っ直ぐだし坂道だしで果てしない道が見えて(坂になってるから先は見えない)北海道みたいだなと思った、北海道車で走ったことないけど。

たまの交差点はあっても信号機がなくて怖い、こんだけ車とすれ違わなければ早々衝突することもないでしょうが……。

エネオスの看板が見えた時人工の光だ〜〜〜!と安心する。ここまで30分くらい下道走ってるんですけど本当にコンビニがない。コンビニとかファミレスのチェーンが当県初上陸!ってアレ本気なんだなと思いました。ナチュラル失礼な感想やめろ。

17時を目の前にしあたりがだいぶ暗くなる中、でっかい緑色の川沿いを走ります。後からグーグルマップ見たら球磨川だった。裸エプロン先輩雄大大自然でワロタ。

やや整備されたエリアに入り今夜の宿に着きます。駐車場が小さくて不安でしたが恐らくここが駐車スペースだろう……と予測。合ってて良かったけど駐車は下手です。

 

水上村の宿

今夜の宿は明日の会場をやや通り過ぎた山中の旅館。開催の告知があった時点で会場付近の宿泊施設はほぼほぼ埋まっていたため車で10分ほど離れた場所となります。

玄関を開けるとエントランスがフロントと小さい談話室になっており、昔ながらのストーブが目を引きました。

客室は2階。部屋の上の木製プレートには木の名前(桜とか樫とかありがちな感じ)とシジミの名前がついていました。なんでシジミ……?

中に入ると修学旅行の部屋でテンションあがる〜〜〜出窓〜〜〜なんか窓辺の椅子〜〜〜!

外から太鼓の音が聞こえる〜〜〜なんで〜〜〜!!?

ローテーブルの上にはウェルカムスイーツとしてちいちゃいパウンドケーキが切ってあり、うまい。レーズンと緑の何かが入ってました、よもぎ……?

着いたのが17時で18時半に夕飯を依頼。

温泉で体だけ流すか〜と言うことでお風呂へ行きます。この時期の宿が埋まっている理由としては紅葉と温泉で人が来るからなんだとか?そんな人気の温泉地のお湯は超!!!軟水で化粧水に浸かってるみたいでした。あつめとぬるめがあったけどあつめも全然熱くない、けど長時間入ってると額に汗が浮いてくるのでまだ化粧落としてないから汗だけふくのがたいへん!

出る時入れ違いでおばあちゃんが入ってきましたがほぼほぼ貸切状態みたいなものでした。贅沢すぎんか?

洗面所で交流会(旅館のオーナーさんがお話ししてくれるらしい、お抹茶が振る舞われるらしい、アットホームだ)の掲示を見たので、折角なので帰りがてらフロントへ依頼。

廊下に蝶の標本がいっぱいある。クワガタとカブトムシもいる。

 

部屋で少しだけ待機したのち夕飯の部屋に向かいます。

てっきり食堂みたいな感じかと思っていたのにすごい広い個室でした。宴会場かよ。使わなかったけどテレビもありました。

山菜盛りと鹿の肉、きのこ鍋は火をつけるので20分位待ってから。

時間差で後から魚と天ぷらも来ます。おかずがうますぎて早くご飯が欲しかった〜!

↑綺麗すぎてアニメみたいな柚子。

別料金でお酒も飲めたのでフォロワーさんは焼酎飲み比べセット(地酒6種)を注文。私は梅酒。明日は9時発だから全然半日あるし多分分解できるだろ!!肝臓の機能が恐らくあんまり高くない。

風呂上がりの梅酒ロックうますぎワロタンゴですわ〜!鮎の塩焼きは塩がかかってて旨いしよ……(バカの感想)多分初めて食べました。それを酒で流すの、大人の特権じゃん。

お酒を飲みましたがご飯もおかわりしました。食い意地の鬼だから……。

新米の時期なのでおかみさんが「おひつ食べきってもまだありますからね〜」と言ってくださいました。そこまでは食べれなかった。

 

時間差で料理が届いたのもあり夕飯は20時前くらいに終了。お酒も入ったしね。

20時半から交流会のため、急いでお風呂に入ります。温泉は21時までらしいのでここを逃したらもう入れません。化粧を落として髪も洗う。

備え付けのドライヤーがしっかりしており、髪乾かす時間があまりかからず良かったです。パナソニックのナノケアだった(多分)。

ここで部屋にあった浴衣に着替えます、てかそう!!!浴衣なんですよ!!!!!

寝巻きとして浴衣がある、上にはおりもある!!!!!

絶望先生209話がめちゃくちゃ好きな人間嬉しいすぎた……。あの回書店組のうち木野くんだけ浴衣姿見れないの(芳賀くんは正面絵があり、久藤くんと青山くんは多分後ろ姿が見える)、今からでもなんとかなりませんか?(無理)

交流会は玄関近くのウッドデッキスペースで開催されました。ホムセンの匂いがする。

「特別教室の椅子だ〜!」四角い木の椅子、図工室にありがち。

お抹茶をいただけることは告知に書いてあったんですが、なんと焼酎(この地域ではお湯割りがメジャーらしい)もいただけました。後のフォロワーさん「別料金かと思ったらタダ酒でびっくりした」私はお風呂で汗かいてたのでお冷やにしてもらう。水分が大好きなのでピッチャーでガバガバ飲む。

お茶請けとして(水と焼酎だけど)またもやちいちゃいマドレーヌを頂きました(こちらは既製品)。おかみさんが「女の子のお客さんなんだからお菓子持ってき!」とオーナーさんに託してくださったそうです。嬉しい。部屋にあったパウンドケーキもおかみさん作らしく、緑色の正体はズッキーニでした。ズッキーニ!?

オーナーさん曰く温泉の効能によりぬるめのお湯でも発汗作用促進がすごいらしく、やっぱそこらのスパ銭とは違うぜ〜!

宿から夏目友人帳の聖地がめちゃくちゃ近いため、原作を揃えたそうです(でも読んでないらしい)。焼酎のボトルキープが置いてある棚に並ぶ単行本ちょっと面白かったな。

オーナーさん「聖地巡礼の人は見たらすぐわかる」

女オタクはマジで見たらわかる、自戒。到底登山客ではない服を着た比較的若い女だいたいそう(偏見)。

本日の宿泊客は明日のイベントにコスプレ参加する方と登山客の老夫婦だそうです。

夕飯に猪が出なかったことだけ残念だったので旬を伺うと猪は冬で山菜は春、今はきのこシーズンとのこと。

ウッドデッキスペースには山菜の絵が飾ってあり、地元の絵描きさんに描いてもらったそうです。一見押し花と見間違えるくらい上手い……一枚単価いくらなんだろう。神絵師のskebじゃん。

神絵師の絵はエントランスの物販でも買えました(ポストカードになってた)。

部屋から聞こえた太鼓は小学校から聞こえていたらしい。

水上村は3エリアに分けられそれぞれに小中学校があるそうなのですが、今度山の下の校舎に統合されてしまうそうです。通学はバス。大変だ……。

オーナーさんは蝶がご趣味で廊下の標本は全て自作、部屋に振ってあるシジミの名前は貝でなく蝶の名前でした。なるほどね!

 

交流会を終えて21時過ぎ、部屋に戻ってだらりとします。

階段横に置いてあるボドゲ見に行ったら見事に2人じゃできない感じのラインナップでウケた。トランプ、モノポリー百人一首、人生ゲーム、等々。ぎりぎりやるならオセロでしょうか?自カプにやってほし〜!

周りの施設もとうに閉まっているので大人しく布団で駄弁ります。

ご飯から帰った時点で布団は敷いてあった。くっつけられてはなかったけどさあ、めっちゃ近いよね、部屋のサイズ的に……。「旅館ネタが滾りますね!」と盛り上がる腐女子両名。

テンションがすごいとはいえ疲れたので寝ることに。23時半くらいには就寝してた気がします。私は寝れなくて日付変更くらいまでツイッターやってましたが……ツイ廃がよ……。

来る時降っていた雨がいよいよ本降りになり、夜中の雨音がすごかったです。

3時半くらいに目が覚めるとめちゃめちゃ雷が鳴ってて笑った。マジかよ。

そこから一時間おきにうっすら目が覚めて寝てを繰り返します。外がうるさいから……。

お布団は毛布と羽毛布団の2枚だったんですが羽毛の方が何故か起きるたびずり下がっててその度に治して寝ました。南の方とはいえ寒いもんは寒い。

明日はいよいよイベント当日、果たして天気は回復するのか!?おやすみなさい!!!

プリントオンのわくわくドキドキデザインセットを使ってみたレポート

2022年3月発行分でのレポートです。

この記事はあくまでも「私の場合こうでした」というだけの報告であり、「わくドキやってみたいからレポ読んで気分ブチ上げっか!」と言う人にだけおすすめです。よろしければ!

 

※年齢制限に関わる記載は消していますがR18完全同軸リバのボーイズラブを取り扱うので苦手な方はご注意下さい。


 

■そもそものスタート

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実は前前回(2020年1月発行分)の本でわくドキセットを利用していました(こちらは装丁おまかせのセット)。

詳細は伏せますがこの際の「お前のゆるふわエロコメにはホログラムハートPPでも付けとけ!!」という勢い、いっそ粗雑とも言える(褒めています)思い切りの良さに信頼〜となったため、以降可能な限りプリントオンさんをリピートしています。初めてpsdで入稿した印刷所だからというのもある、同人女は初めて使った印刷所を親だと思い込みがち。

コストパフォーマンスを考えると試した方がいい印刷所他にもいっぱいあると思うんですが残念ながら弱小サークルはコスパを考えねばならないほど沢山刷らないので、いかに楽しいか・いかに可愛いかだけが判断材料です。

すごい参考にならないブログですねこれ。

 

この後色々あり(自分の見たいものは自分で書かないとそうそう見れないジャンルにハマるとか)2020年〜2021年は字書き1年生ながらも何本か書き上げられたので、じゃあ小説再録+書き下ろしでまとめようかと今回の本に至ります。

幸いな事に数名の方にご寄稿も頂ける事となり、自分一人のためでなく執筆者の方々に献本も出来るのなら多少値が張ってもいい本に…したい!

 

前回同様装丁のみおまかせではなく、わざわざわくどきデザインセットにしたのはなんのツテもないけど人の作った表紙が欲しかったからです!

絵も上手くなければデザインも出来ないというのも勿論ありますが知らない人が作った知らない表紙欲しい…欲しくない?イラストもワンカットまでならそれ込みでデザインしてくれるのでギリギリまで迷いましたが、最終的に完全おまかせにしました。素人は手も口も出さない。あとそもそもイベント併せでないとはいえ事前に告知した締切を1ヶ月ぶっちぎっているので普通に時間がありませんでした。

 

■入稿、仕様書を送る

画像が残っていなかったので以下仕様書に記載した内容のコピペです。

固有名詞・露骨な年齢制限描写は削除又は表現を柔らかくしています。

 

──────────

◆タイトル
いびつのそのご

◆ジャンル名
【作品名】Unofficial Fan Book #02

カップリング名
攻め×受け×攻め

(完全同軸リバをテーマに掲げた本だったため)

◆年齢制限
R18

◆その他
タイトル・年齢制限規定表記以外は裏表紙へお願い致します
背幅がどれくらいになるかわかりかねるのですが、もし可能であれば背表紙にもタイトルが欲しいです

◆イメージカラー
白、濃紺、朱色
全色使用頂く必要は無いです

◆キーアイテム
部屋モチーフのタイトルなので沢山並んだドア
表紙では開いていて裏表紙では閉じている

拾いやすいモチーフでお願い致します

◆その他
同名の成年漫画の発行形態をオマージュした同人誌です

1ページ目、133ページ目の文章のみ台詞を引用していますが内容は全く関係ありません

 

表紙のタイトルは明朝、楷書、教科書体などのきれいめフォントでお願いします
文字主体のデザインでも構いません

暗い雰囲気+朱色を用いる場合はポイント使いor彩度低めだと嬉しいです

 

Web再録なので一貫したテーマ性はありませんがほぼ全編双方不条理を抱えながらの両想い

表向きは明るく楽しくいやらしく、それでいてどうしようもないやるせなさが根底にある感じです

 

  1. セックスしないと出られない部屋に乗じて想いを伝える攻めと徹頭徹尾ノンケだけど攻めの事は憎からず思っている受け
  2. 見知らぬ男に痴漢されかかったスカートを履いた(Not女装)受けと独占欲の強い攻め、11月末の夕方の話
  3. 受けの想い人が寝取られている(全員合意の上です)状況下で尚恋心を吐露する受けとその面倒を見る攻め、離れ小島の夜の話
  4. 概念的生理がくる攻め(念の為注釈を入れますが男)とその面倒を見る受け、梅雨のどんよりした真昼の話
  5. 友人関係の二人が夏休みの出先で終バスを逃しやむをえずラブホテルに一泊する話、共に生きる明日を信じる受けと今日ここで二人終わりたい攻め

◆使用して欲しくないもの
ホログラムPP、メタル系の紙、アーガイルや友禅のような柄の強い遊び紙

──────────

 

いや長ぇよ。

見返して思いますが死ぬほど長い…本当はもっとモチーフの引用元リンクとか別で出した本のサンプルURLとか入れてるので更に長い。

伝え忘れがあって後悔したくなかったので全部説明しましたが、多分これは相当な悪手なので真似しない方がいいやつだと思います。

作文用紙を埋めるのに文章をダラダラ長引かせる事だけに特化したオタク非常に猛省。このブログもそうじゃんとか、思っても言わないで欲しい。

 

■入稿後の流れ

  • 2022年1月30日(土)入稿

仕事の休みがこの日しかなく印刷所が休みの時にデータを投げに行きました。

 

  • 2022年2月1日(火)入稿完了

原稿データの頁数が誤っており送り直したりしました(愚か…)。

無事チェック完了のメールが届きます。

 

  • 2022年2月10日(木)表紙データ到着

早くない!!!!!!!????

他の方のレポートを読んで「表紙データってだいたい2週間くらいで来るのか〜たのしみ〜」と思っていた日に急に来ました。2週間は?

三連休前だったから頑張って早めに送ってくださったのかも、嬉しいね…。

 

  • 2月下旬  発送完了の連絡

トラブル防止の為具体的な日数はボカしますが

だから早くない!!!!!!!!!!???

ハイパーフェア納期プラス10日どこ行きました?

プリントオンさんは納期がプラスでかかるかわりに料金が25%オフになるフェアを常時やられておりますが(神)プラスになって…る?なってる?

早すぎて別口で注文したノベルティが届くまでめちゃくちゃ間が開きました。怖いよ!

 

■完成したもの

  • 表紙データ

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  • 装丁内容

A5サイズ/二段組/表紙込140ページ

【表紙用紙】サーブルスノーホワイト160kg

【PP加工】マットPP

【本文用紙】淡クリームキンマリ72.5kg

【遊び紙前】きらびき しんじゅ

【フェア特典】納品+5冊、しおり(冊数分)

 

■よかったこと

見れば見るほど「私には思いつけなかった私の見たかった表紙」でやべえな

デザイナーさんありがとう

(データ受け取った日のツイートより抜粋)

 

まずはキーアイテムで述べ連ねた部屋の扉がちゃんとデザインになっていてうお〜〜〜!!とアガった後小説5本+短編数本の再録だったので開閉してる扉が5枚なのかな!?という解釈力にすげ〜〜〜!!!となりました。

「曇り」のイメージにチェックボックス入れたせいだと思うんですけど、扉から出てくる雲がオマージュ元にある「部屋に充満するお香の煙」と掛かって最高……そう……そうなんですよ……「いびつのそのご」、大人の人は是非読んでくださいね(成人漫画ダイレクトマーケティング

 

背表紙にタイトルが入れられるほど厚い本を出すこと、人生でないと思っていたので絶対入れたかった。入っててよかった。表紙と違って赤の差し色が無いの、本棚に並んだ時一見すると不穏さのないいい子ちゃん面で興奮します!

表紙側のタイトルロゴに部分的に入る赤、指示通りのポイント使いだしひぐらしみたいで良い。

 

表紙の紙は初めて見るものでしたがマットPPと相まってちょっと和風?で原作の雰囲気があり大変に良かったです。マットPP大好き!遊び紙の派手すぎず光るきらびきと併せて上品な文庫感がありまとまりが良いです。

 

あと本文用紙をクリームにするの自分じゃ絶対やらなかったと思うのでありがとうございます…。そりゃこのページ数ならホワイトよりクリームの方が…いいよね!?(わかんないけどそうなんですよね!?)

 

■イマイチだったこと

唯一あるとすれば特殊加工が無かったこと。

いやこれに関しては私が勝手に期待していただけ…なんですが、でもやっぱり欲しいじゃん箔押しとかニス盛りとかエナメル加工とかが。

まあ作品テーマ的にどこにねじ込むねんという感じがしますし落ち着いた感じ(あえて悪く言えば地味)の本は実際書棚に並べた時収まりが良かったので、これはホントに…私が勝手に期待していただけです。

 

■おわりに

総合的に見ると満足のいくことだらけだったので使ってよかった〜!です!

「自分じゃ出来ない」のも勿論、自分以外の誰かが自分の創作を通して自カプの事を考えてくれた事実、めちゃめちゃありがたいしそんなんいくら払ってもいいじゃないですか。

しかしまあイマイチだったことに繋がる話なんですが、本当はこの本で同人活動を辞めようと思っていたのに実際こうして心残りが出来てしまうの、生殺与奪の権を他人に握らせるなってことじゃん!

自分が死ぬための本の事を人任せにするのは良くなかったかなあと思います。使い所をミスったかもしれん。これも私の責任です。

 

表紙のレース加工から遊び紙が見えるやつ、ずっとやりたいから次の本でやりたいな。

参考にならずとも楽しんで頂けたなら幸いです、同人誌大好き!

【途中まで!】ただのキモオタが今年もサディスティックサーカスに行ってきたレポ

サディスティックサーカス2017に今年もTwitterのフォロワーと行ってきました〜〜〜!!!!というレポです!与太話も挟むので毎度ながら長い。

 

本当は4月のも行く予定だったんですけど、フォロワーが原稿中なのと私がFGOバレンタインピックアップで家賃以上の額をつぎ込み結果爆死したのであえなく断念しました。半年経ちましたが未だトリスタンは来ません。円卓ピックアップでアタランテちゃんが来て(円卓ピックアップとは?)恒常弓揃っちゃったよ…アイツマジでいつ来るんだよ…。

※この記事をノロノロ書いてるあいだに☆4配布が決まりめでたく我がカルデアにトリスタンが来ました。こんなあっさり来るトリスタン面白すぎてやはり好き…。(チョロ…)

※【2021年追記】多分セトリ確認を面倒くさがった結果4年くらい放置してた記事を今更ながら上げます。途中までです。次いつ開催するかわかんないので電子の海に揺蕩う資料になればいいなと思いつつ。

あとトリスタンは宝具マしたし妖精騎士トリスタンも引けました。

 

 

閑話休題

今回はヴァニラ画廊さんではらだ/カネオヤサチコ展を見てネカフェで仮眠を取り余裕を持って会場入りできました。サンキュー有休制度。

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ギリギリに着いた前回とは違い物販もゆっくり見れたので、出演者・ペインソリューションさんのTシャツを買うなどしました。あと編み上げタイツ柄のタイツ!一回も外に着ていけてないアリパイのJSKに合うかなと思って…。

 連れは9000円のペインソリューション写真集を購入。鈍器だった。

 

入口では席案内をしてくれていて、私達を対応してくれたのはミク色ウィッグのお姉さん。作画が完全に横槍メンゴめっちゃかわいい…。髪色の違う恵麻ちゃんだ…。

 

開口一番お姉さん「えっていうかおねーさんメッチャおっぱいおっきくないですか〜!!?」

私「フヒッwww(コミュ障)ありがとうございます…」

連れ「ですよね〜今日会ったときメッチャ思いました!童貞を殺す服ですよねー」

メッチャ思ってたのかよ。

お姉さん「イヤほんと童貞殺されちゃう〜こわ〜い」と明らかに童貞ではなさそうな方からのコメント。ちなみに私は童貞なので童貞を殺す服を着ると自殺になります。シークレットハニーの乳袋ワンピースでした。

 

今回(も)アリーナ席ではなかったのですが、昨年よりも舞台が近い前から三列目、丁度リングの対角線上なので見通しがものすごく良い。

司会の山田さんの御挨拶をちゃんと最初から聞いたぞ!

 

■Mr. アパッチ(ジャグリング)

シンプルにジャグリングでとてもサーカスっぽいんですが、ジャグリングとは…?を改めて考えさせられました。

上野とかでやってる大道芸のイメージが強いんですけど、そういうのと違ってまずジャグラーが喋らないんですね。音楽に合わせて光る衣装、自己紹介までこなします。演出がすげえ。屋内だからこそできるのかもしれない。

ボールとクラブを回すのはよく見ますけど、ハシゴの上に立ってやります。しかもそのまま向きも変わります。ハシゴで歩く感じ…。

しかもそのハシゴ、降りたら降りたで口で立たせたりする。この言葉でどれだけの人が正しいイメージを浮かべられるかわかりませんが、ハシゴの一辺を口で固定して斜めに持ち上げる…んだよ!!語彙力がない!!

最後はけん玉だったんですけど(ジャグリングでけん玉やるのか!?)、これもハシゴの上でやります。けん玉の紐が2メートルくらいある。その紐を上に持ってくるだけでヤバいのにけん玉が成功するからもっとヤバいよな!語彙力!

ホントは2回くらい失敗しちゃってたんですけど拍手で応援しました。みんな優しかった。

 

■PAIN SOLUTION(サイドショー

目玉ユニット早くも登場、海の向こうのヤバい人たち!

プリンセススカルは今回助手でお休みです。でも銀髪ウィッグ+乳首ばってんテープよかった。かわいい

去年は釣られたのプリンセスちゃんだった気がするんですけど、今年はずっとマニアックお兄さんのターン!!

白衣+ライト付きゴーグルのヘッドマスター氏、ありえんかっこいい。

仰向けに8箇所?だったかな…フック指して釣って、しかもぶんぶん振り回すよ!!!!しかしそのせいで狙いがつかずロープが切れない。はわわ…ってするヘッドマスター。かわいい。観客も笑顔。だが痛々しい。

しかしなんだか去年よりは出血量控えめだった気がします。精度が高まったのか…?

 

■MiMi Le Noir(ストリップショー)

後々出てくるペアユニット、CAROUSELのソロ!

正真正銘大人の遊び!これでこそ20禁サーカスと言えるもの!そう、みんなお待ちかねのストリップショーです!

今回はなんと外国人美女!その身一つでエロティックを体現するぞ!(小道具の椅子と額縁はあった)

内腿の筋感が最高によかった…内転筋?って言うんですか?エロ漫画でよく書かれてるやつ。

白いコルセットみたいなのから脱いでって、最後は全裸…という訳ではなく鉄壁の前貼りがありました。メルトリリス的な。

いくら20禁といえど修正は必要なんだ…。厳しい…。

 

■Veronica Waite(ポールダンスショー)

先程はストリップでしたが今度はなんとポールダンス!!

ステージ中央に2mくらい?のポール。そんなに高くない。

連れ「ストリップを見てポールダンスを見て逆に私達は何を見てないんだ…?

私「さあ…SMショーとかかな?

ロウソクが見てみたいね。

美しい艶やかツヤっぽい以前に体の軸を完全にポールに依存して動いてて純粋にすげえー!!ってなりました。すげえ。

ただポールが思いのほかぐわんぐわん揺れるのが気が気でなかった。本場(?)だと建物から生えててもっと安定するのかな?

 

■浅草駒太夫(花魁ショー)

司会の山田さんの紹介で「生ける伝説、今宵限りの復活です!」とのことでしたが

私「去年もその触れ込みだった気がする

連れ「あれじゃん…ボジョレーヌーボー的な…」

私「今年最高の出来(去年が最高じゃなかったとは言ってない)

 

1曲目がまさかの千本桜!!!!

オリジナル音源ではなかったのでまさか歌ってみたなのか…。というか、国歌でストリップするのマジで不敬すぎて最高じゃないですか?でも私はニコニコ国歌鳥の詩世代でした。

今回は黒金基調のお着物で、 ちんちんのメタファーである行灯シゴキパートがあるのは同じだったんですが、最後まで脱いだ際に前隠しの布の中に観客を(半ば無理矢理)招くという大サービスっぷり!!

花道を戻りながら最前列にいる観客を計4組、老若男女関係なしに入れていかれました。羨まし〜。

 

■the NOBEBO(金粉ショー)

 金粉ショウという平成生まれには全く馴染みのないワード。男1女2のグループです。

手首足首は地肌のまま、女性は首から上はノー金粉でした。

 昼間行ったカネオヤサチコ展で「人間の肌がピンクでもいいんだって許しを得てる感じがする」って話をしたんですが、それの色彩まんま三次元バージョン。金色で留まることなく、コロコロ色の変わる照明がものすごくCOOLで、特に青黄のスポットでギラギラするのがシャブだった。

ステージだけでなく客席の後ろからも登場したりしたので、ほんの真後ろを通っていかれました!!ちょっとびっくりした。メッチャツヤツヤ。

通った後には独特の金属臭さがありました。まあ金だし。

連れ「スプーンの匂いがする」

私「わかる美味しくないスプーンやな」

 

■Dead Lift Lolita(筋肉アイドル)

才木玲佳・レディビアードによる霊長類最強アイドルユニット!

才木玲佳ちゃん、顔がマジで美少女だからすごい。令嬢muscleシリーズって感じだ。

MC+3曲?2曲だったかな。

ビアちゃんが去年より日本語がうまくなってて感動した。

「今日はすごいアーティストさんがいっぱいいるから、多分私たちが一番普通の人!」「ソウダネ!!」

普通…とは…?

 

■ノガラ(コントーション)

昨年も見せていただいた軟体人間グループ!

今年は女性5人でした。別にメンバー固定じゃないのかな?

「いかにもサーカスのおね〜さん」という連れ談、キラッキラのスパンコール光るバニー…?バニースーツではない…黒くてハイレグのやつ(伝われ)を着たメイン女性と、白くて肋骨のように枝分かれした衣装の方が4人。

去年ものすごく綺麗なレズか!?(レズじゃねーよ)って言ったんですけどいや花園にもほどがあるっしょ…やっぱレズじゃん(レズじゃない)

今日イチヤバかったのは最後にマウスピースが付いた台?みたいなのが出てきて、口に加えるんですけど、そこから海老反り一回転して反対側の人と脚を合わせるやつでした。何を言ってるかわからねーと思うが事実そういうことなんだ。わからなければ見に行ってくれ…。

 

■サディスティックエンジェルズ

インターバル(休憩時間)のスタッフショー!

SMバーのお姉さんたちがいっぱい出てくる〜!

今年は男性もいました。黒い看守服?みたいな衣装を着た優男でメッチャ好みー!!良い!!女と絡むから男は最高!!男女カプ厨おおはしゃぎ。

その後は続々リングに美女が出てきます。去年はチャイナとかメイド服とかロリィタとか多岐にわたっていた気がするんですが今年は赤色基調のラバー衣装で統一感出てましたね。かわいかった〜!

 

■CAROUSEL (バーレスクエアリアル

先ほどのストリップとポールダンスの外人美女が織り成すエアリアルショー!

 そもそもエアリアルってなんなんやというところですが、サーカスの空中競技全般のことを言うらしいです。ブランコとか。

こちらは後々の出番の浅葱アゲハさんと同じく、天井から長い布をつっての演技なのでエアリアル・シルクと呼ばれるらしいですWikipediaより引用)

本当にユニット名を体現した演目で、彼女等自身が回り続ける馬に成っていくんだ…。宗教みが強いしゆめかわ百合。

一般人代表なので普通に落ちたらどうしよ…絶対落ちないだろうけど(プロだから)どうしよ…と思ってみてました。だって生身だぜ!?

 

■PAIN SOLUTION(サイドショー

2回目の登場は彼らの真髄、笑いあり痛みあり!トークで進んで参ります。

ビアちゃんと同じくヘッドマスター氏も日本語がうまくなってた…というかカンペを持ってた。「キコエネーゾ!!」で観客を煽る煽る。たのしかった。

ソロで進んでく感じだったので個別に書き出すと

・ヘッドマスター

小さいバイオリンを弾く針を続々腕に指していくぞ!しかも刺したら刺したでメッチャ抜き差しするのでひゃわわ…ってなってしまう…。

小学生の頃名札の安全ピンで手のひらの皮膚縫うやつ、みんなやったことあると思うんですけどあれがレベル120になった感じです。

 

あとナイフの上に乗るヤツ!英語がわからんので「デンジャー」しか分からなかったんですがおもむろにマニアックお兄さんがトートバッグ(ペインのグッズ?)を出し、リンゴ、にんじん、ゴーヤ、じゃがいも、キャベツをでかいナイフでサクサク。切れ味のアピール。

そのナイフを5本ほど上向きに固定できる板にセットし、その上に寝そべります!

この後やった針山寝そべりもそうだったんですが、全く血が出ない。痛みへの耐性というか人体理解なのかもしれない…皮膚が強いのかもしれない。

 

・プリンセススカル

今回はソフトな感じのが多かった気がします。無理できなかったのかな〜。

用意したちいさな箱から出した釘を、トンカチで鼻?やっぱ鼻だよな?!に打ち込みます。かわいい!(錯乱)

 

その後はヘッドマスターが用意したピンクの箱のレゴをおもむろにぶちまけて、道具入れのコンテナからジャンプして踏むという想像に難くない系の痛さ!!!共感できるぶんだけオゥ…ってなりました。こないだサンダルでスーパー行った時に、冷凍食品つま先に落としただけで死にそうだったのにその5倍くらい痛そう…。

 

・マニアック

今回出ずっぱりのお兄さん。

初っ端はヘルメットに光る電球をつけて登場、早速脱いで電球を食らいました。マジかよ…。

マイクを近づけると会場に響くバリバリジャリジャリな音。そしてごっくん。

身体を鍛えるとか痛み耐性とかそういうレベルではなくない?内臓は強くなるの?(物理的に)

 

拘束抜けはタバコを吸いたいがためにトラバサミに顔を突っ込むぞ!プロだから挟まれないぞ!

タバコを咥えてご機嫌で拘束衣を脱いでいきます。途中顔が通らなくてくわえタバコを食べちゃったのがかわいかった。また出してたけど。

拘束衣を脱いだ後の黒いパンツは肩まで伸びる素材。

いやそれスク水

連れ「スク水やん!!!!!!!!」

私より早く言語化するあたりガチで推しなんやなって感じ。

(優勝ベルト巻いてたのでスク水ではなくプロレスの衣装です)

両サイドに鉄球が付いたダンベルを両耳で吊るのと、ダンベルから棒を外して鉄球二つを陰嚢から吊る!!!!

陰嚢はピアス穴が開いているらしいので針ではなくただのフックです。メッチャ太いです。職業柄ベルボンの三脚フックより太い…という感想。

 

 

Velbon 三脚アクセサリー エンドフック 409744
 

 

 

やっぱり下半身修正は男女問わず昨今厳しいようで、タオルとボードで前後ろ隠してました。

連れの買った写真集に載ってた写真では陰嚢の真ん中に風船(バルーンアートで使うタイプ)が通るレベルの穴が空いてるみたいです…。スースーしそう。

 

衣装チェンジ後はアラビアンな蛇遣いルック。

バルーンアート用の風船を丸呑み!マニアックお兄さん食べる系多いな!でも風船は途中で割れちゃいました。失敗だったのか演出だったのかはハッキリしない…。ただ気を取り直した後に風船を鼻と口に通してから空気入れてくのがヤバすぎて結局ヤバい。

ペインソリューションはヤバイ…。

 

ラストは3人で顔面に針を刺すパフォーマンスで〆!今日イチ血が出てました!!!やっぱり顔は鍛えられないのかな〜。

 

■おベガス!(ダンス)

 今日今ここだけ新宿二丁目

オカマグループ?だと思ってたんですが女の子もいた?いたよな…?

仮面ライダーBLACKをBGMに決して広いとは思えないリングを走るローラースケートの人がいたりローゼンの真紅っぽいロリィタを着たPカップのPちゃんがいたり普通のイケメンがいたりする!